昨年のキーンランドCは3着だったヴァトレニ(ユーザー提供:ゲストさん)

写真拡大

 洋芝巧者のヴァトレニ(セ5、栗東・長谷川浩大厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。

 ヴァトレニは父グラスワンダー、母チアフルスマイル、母の父サンデーサイレンスの血統。オープン2勝の実績を誇るが、とりわけ洋芝には強い。一昨年に札幌で未勝利、1勝クラス、2勝クラスと3連勝。昨年は函館で青函Sを制し、キーンランドCが3着。今年は前走の函館スプリントSが7着だったが、結果的に外枠が堪えた印象。それでも勝ち馬と0秒5差だから、洋芝適性を示す走りではあった。

 母のチアフルスマイルは、重賞に格上げした06年の第1回キーンランドC覇者。昨年果たせなかったレース史上初の母仔制覇、そして秋に弾みのつくレースを期待したい。