東京の新馬を快勝したアスコリピチェーノ(撮影:下野雄規)

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 良血アスコリピチェーノ(牝2、美浦・黒岩陽一厩舎)が、新潟2歳ステークス(2歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。

 アスコリピチェーノは父ダイワメジャー、母アスコルティ、母の父デインヒルダンサーの血統。母のきょうだいには15年ローズSを制したタッチングスピーチや19年菊花賞2着のサトノルークス、近親には英愛でG1を4勝のヘンリーザナヴィゲーター(Henrythenavigator)、20年JBCレディスクラシックを制したファッショニスタがいる血統馬となる。

 6月の東京芝1400mでデビューして、後方から直線一気の快勝。いい意味でダイワメジャー産駒らしくない、鋭い決め手を見せつけた。レースぶりや血統背景から見て、マイルへの距離延長は全く問題なし。ダイワメジャー産駒はこのレースを17年フロンティア、21年セリフォスで2勝。血の後押しも受けて、無傷の2連勝でのタイトル奪取といきたい。