昨年の京阪杯以来の重賞2勝目を狙うトウシンマカオ(ユーザー提供:にっしゃんさん)

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 昨年の京阪杯を制したトウシンマカオ(牡4、美浦・高柳瑞樹厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞2勝目を狙う。

 トウシンマカオは父ビッグアーサー、母ユキノマーメイド、母の父スペシャルウィークの血統。デビューから1400m以上を使われてきたが、昨夏からスプリント路線へ。キーンランドCこそ1番人気に支持されながら4着だったが、転向2戦目のオパールSを快勝。続く京阪杯で重賞初制覇を果たした。今年はシルクロードSが4着、高松宮記念が15着、函館スプリントSが3着と勝利に手が届いていないが、いずれも枠や展開に泣いた印象。GIIIなら地力上位であることは間違いない。

 過去のキーンランドCにおいて、前年の1番人気敗退馬が参戦したことは4回。11年ビービーガルダンの2着が最高着順で、それ以外の3頭は馬券圏外だった。データ通りならリベンジは簡単ではないが、トウシンマカオの走りに注目したい。

【キーンランドCの前年1番人気敗退馬の成績】
・11年…2着ビービーガルダン(6番人気、前年4着)
・15年…5着レッドオーヴァル(2番人気、前年2着)
・17年…13着シュウジ(3番人気、前年2着)
・21年…14着ダイアトニック(4番人気、前年15着)