巨人・原辰徳監督の後任は誰? 「僕は一択だと思う」62歳OBが実名プッシュした最有力候補
プロ野球巨人でヘッドコーチを務めた野球解説者の岡崎郁氏(62)が2023年8月21日に公開された元DeNA監督のアレックス・ラミレス氏(48)のユーチューブ動画に出演し、巨人・原辰徳監督(65)の去就に言及した。
「人気だったら松井秀喜かもしれないけど...」
岡崎氏は79年ドラフト会議で巨人に3位指名され入団。96年に現役を引退し、野球解説者を経て原監督第2次政権の06年に巨人のコーチに就任した。2軍打撃コーチ、2軍監督などを歴任し、11年にヘッドコーチに就任。原監督の右腕としてチームを支えた。
冒頭でラミレス氏から「巨人のOBとして次の監督は誰がなるべきだと思いますか?」との質問を受けた岡崎氏は「原監督は来年まで一応、3年契約というね。来年までは間違いなくやりますよね。チームの成績にもよると思いますが、来年もし優勝して日本一になったら辞めるかも。でも勝たなかったらもうちょっと勝つまでやると思う」との見解を示した。
次期監督については「誰が良いかと言われると、何が目的かということが一番大事」とし、次のように持論を展開した。
「例えば人気だったら松井(秀喜)かもしれないけど、冷静にチームのことを考えたら松井とか阿部慎之助とか高橋由伸とか桑田(真澄)とか色々な名前が出ているけれども、それは阿部慎之助だと思います。チームのことが一番分かっているわけだから」と、現ヘッドコーチ兼バッテリーコーチの阿部慎之助氏(44)を推した。
MCを務めたラミレス氏が岡崎氏の意見に同調。巨人時代、阿部コーチと共にプレーした経験をもつラミレス氏は、これまでの阿部コーチの選手育成の実績を評価しつつ次期監督に推した。
「阿部慎之助さんが巨人の次の監督に一番ふさわしい」
ラミレス氏は「阿部さんはコーチとしても経験があり今はヘッドコーチですよね」と切り出し、「バッテリーコーチも兼任してキャッチャー陣の手助けもしている。まさに岡崎さんがおっしゃる通りで彼はチームのことを一番把握していますよね。そう考えると阿部慎之助さんが巨人の次の監督に一番ふさわしいかな」と述べた。
阿部コーチは01年に巨人に入団し19年間巨人一筋でプレー。捕手として投手陣を支え、打者としては打線の主軸を担いチームに貢献。19年に現役を引退すると翌20年から巨人のコーチに就任。2軍監督、1軍作戦兼ディフェンスチーフコーチを歴任してきた。
阿部コーチの現役時代を知る岡崎氏は「キャッチャーで守備のことも全部分かっているしバッティングにおいても(高橋)由伸、松井(秀喜)以上だと思います」と評価し、「ジャイアンツの球団としての流れもやっぱり原さんの後は阿部慎之助というところで今彼もそういう経験を積ませてもらっているわけだから、原さんの次といったら阿部慎之助。僕は一択だと思う」との見解を示した。
今季原監督は3年契約の2年目でチームは8月21日時点でリーグ4位。首位・阪神に12.5ゲーム差をつけられ、2位・広島とは5.5ゲーム差。3位のDeNAを1.5ゲーム差で追いかけている。