暑くて面倒なことはしたくない! そんなズボラな人でも、即実践できる「捨てレッスン」で、家も気持ちも整えて快適に。おうち片づけ専門家の香村薫さんに、「捨てるための準備」について教えてもらいました。

効率よく捨てるには「夏休み」がおすすめ

暑くてイライラしがちな夏こそ、ものを減らしてすっきり暮らしたいもの。また、夏休み中はまとまった時間がとりやすく、作業が進みやすいメリットも。

「とはいえ、家族に強制したり、人のものを勝手に捨てるのはNG。自分だけで判断できるものからスタートを。ものが減ると空間にも時間にも余裕が生まれ、自信がつきます。その心地よさは家族にも伝染し、子ども」や夫が捨て始めたというのもよくあることです」と、香村さん。

「最初は、時間をかけずに達成感が味わえる『冷蔵庫・パントリー』や『玄関』がおすすめ。捨てられるものを見つけたら、どんどん手放しましょう」

●まずはコレを処分!捨ての準備体操

とくに捨てるのが苦手な人は、捨てるハードルが低い3品で“捨ての準備体操”を。

・段ボール

畳んで放置しているもの、なんとなく収納ボックス代わりに使っているものは即捨てて。

・1回分の試供品コスメ

その場で封をあけて今日使いましょう。その日のうちに使えなかったらゴミ箱へ。

・大掃除で残った掃除グッズ

使えるのに残っているのは使いこなせないから。今後も使う機会はないので捨てましょう。

“即捨て”をじゃまする4大理由&解決法

ものを捨てようとしても、つい手が止まる4大理由。この方法でスムーズに手放して!

●まだ使えるから

使い心地がよくて気に入っているなら、古くてもそのままでOK。
「なんとなく使っている、無理して使っているなら、思いきって捨てましょう」

●高かったから

使っていない引き出物の器などが眠っていがち。気に入っているなら即、普段使いにシフト。
「十分使ったと思えれば、気持ちよく手放せます」

●捨て方がわからない

自治体ごとに捨て方が決められているので、ホームページやアプリで確認を。
「一度確認さえしてしまえば、案外すんなり処分できますよ」

●いつか使うかも

“1年以内”と期限を区切って考えてみて。
「それでも使う予定が立てられないなら処分を。状態がいいならリサイクルショップに持って行っても」