夏休みに入り、子どものお弁当を準備する家庭も多いのでは。子ども4人を共働きで育てながら発信する「暮らしをラクにするコツ」が人気のブロガー・ベリーさんに、お弁当づくりの工夫について教えてもらいました。

夏休みのお弁当づくりを少しでもラクにする工夫

子どもたちの夏休み。暑い日が続く中、朝から弁当づくりをしている方も多いと思います。子どもが4人いるわが家も、末っ子は保育園で給食がありますが、平日は子ども3人分の弁当を毎朝つくっています。

【写真】別の日の「考えない」4色弁当

わたしは昔から朝に弱く、5分でも長く寝ていたいタイプです。けれど、子どもたちの昼食を用意しないわけにはいきません。お金を渡しておいて「好きなものを買って食べてね」という選択肢もありますが、3人分が数日続くと結構な金額になりますし、育ち盛りですので栄養も気になる…。結局、弁当を用意するしかないか、となります。

弁当は用意するけれど、とにかく簡単につくりたい。睡眠時間を少しでも長くとりたいので、無理せずつくることにしています。

●お弁当のルールは「おかずを4色用意」するだけ

私の「簡単」は、おかずを色で用意していくことです。具体的には、「おかずには茶色、赤、黄色、緑の4色を用意」しています。このルールだけ守り、凝ったことはせず、ときにはレトルトも使いながら色をそろえていきます。

たとえばある日のお弁当は、

・茶色 ミートボール(レトルト)

・赤 ミニトマト

・黄色 卵焼き

・緑 ピーマンのきんぴら

またある日は、

・茶色 まぐろカツ(冷凍食品)

・赤 ミニトマト

・黄色 卵焼き

・緑 ゆでアスパラガス

●ポイントは「とにかく考えない」こと

難しく考えず、4色そろえることだけ考えます。おかずが4色そろうと弁当箱のフタを開けたときに彩りがいいですし、栄養のバランスもある程度整うはず。それぞれのおかずは卵焼きのように焼くだけ、ミニトマトのように洗うだけ、ゆでて味つけするだけ、という感じの簡単調理でつくります。

まあまあ彩りがよくて、まあまあ満遍なく栄養がとれて。そんな弁当なら、私としては合格点。子どもが喜ぶ弁当にすることも大切ですが、つくり手である親ができるだけラクに疲れることなく用意するのは、さらに大切なことだと思っています!

●毎日続くお弁当づくりは手間を省くことがいちばん

ちなみに、この蒸し暑さの中、食中毒になる可能性を少しでも下げるため、食材を触るときは素手で触らずに箸か使い捨てビニール手袋を使ったり、おにぎりを握るときはラップで包んだりするようにしています。

日々のごはんづくりと同じく、弁当づくりもなかなかに大変なものです。つくって、冷まして、夜には弁当箱を洗って。毎日毎日、時間と労力がかかる弁当づくりは、無理しないのがいちばん。少しでも簡単に、ラクにつくってまいりましょう。