老いを感じるほど年をとってはいないけれど、若い頃との違いが身にしみる40代。「マルサイの惑いっぱなし40代」では、現在44歳、3人の息子と夫と暮らすイラストレーターのマルサイさんが、美容やファッションを始めとした40代の悩みに、七転八倒しながら向き合っていきます。若い頃はいろいろなファッションや髪型にチャレンジしていたマルサイさんですが、最近はずっと同じ髪型で過ごしているそうで…。

髪型を変えるのも面倒になってくる40代。思い切ってイメチェンを考えてみたところ…

みなさんこんにちは。髪型を変えるのが面倒くさくて、ここ2年ほど坂本金八(金八先生)風ロングのマルサイです。

最近、インスタグラムのおすすめでチラホラ見かけるパーマスタイルが気になって気になって仕方ありません。長さは肩下3〜5cmのセミロング、ウルフっぽいベースの前髪ありの緩めのパーマスタイルです。

最初にそのヘアスタイルを見たとき、「若い頃のパティ・スミスみたい!」と思ったんですよね。

●70代でもかっこいい!憧れのパティ・スミス

パティ・スミスはアメリカ人の女性ミュージシャンなのですが、70年代の彼女のファッションがめちゃくちゃかっこいいんです。細い体にシンプルなオーバーサイズ気味のシャツやジャケットを無造作に着て、どちらかというとメンズライクな佇まいなんだけどアンニュイな色気があって、その色気が女くさくなくて非常によい!(個人の感想です) 

70代の今でもそんな感じで、とてもかっこいいおばちゃまなんですよ。ブレない生き方もかっこいい。

女らしさを全開にするのが苦手な身としては、パティ・スミスのような雰囲気やファッションに憧れるところもあるんだけど、それが似合うかどうかは別問題。40代も半ばにくるとやりたい服装と似合う服装が同じではないということを過去のイタい失敗から学習ずみなんですよ…。

●「年相応の服装をするべき」という見えない呪い

若い頃は似合う・似合わないガン無視でやりたい放題でしたからねぇ〜(遠い目)。

そうして当たり障りのない無難な服ばかりを選んで華やかさもおもしろみもないスタイルに収まっている、というわけなんですが、正直大変つまらない。

「年相応の服装をするべき」という見えない呪いもあって、すっかり冒険心を失ってしまいました。冒険のない人生なんてクリープを入れないコーヒーですよ(わかったそこのあなた、ハイ昭和〜)。

●思い切ってパティ・スミス風のパーマをかけたところ…

そんなつまらん自分に辟易していたタイミングで、パティ・スミス感のあるパーマスタイルが目に飛び込んできちゃったわけだから、「この髪型にしたい!冒険したい!」となりますよねもちろん。

似合わないかもしれない。けど、当たり障りのない無難な選択ばかりの日常から少し逸脱してみるのもいいんじゃない? 若い頃のようにさっ。

てなわけでパーマ、かけてきました。

思い描いていた通りのパティ・スミスっぽいパーマをかけてきました。まぁ己のスタイリングがヘタクソすぎて、若い頃の西城秀樹になっていますがね…。

マルサイ44歳真夏の大冒険。大満足です☆