お風呂は「お湯をためる」と「シャワー」どっちがおトク?家族の人数によって違う
お風呂は「追い炊き」するのと「ため直し」どっちがおトク!? 家族の人数によってはシャワーだけの方がおトクな場合も? 気になるお風呂の節約術を紹介します。
お風呂の使い方、どっちがおトク?
毎日のお風呂も使い方ひとつで、おトクになるって知ってましたか? 値上げに負けない節約お風呂術を紹介します。
●お湯をためるvsシャワー
→3人家族以上ならお湯をためた方がおトク
1分間のシャワーで出るお湯は10リットルといわれ、浴槽にお湯を180リットルためるとシャワー18分間に相当。人数が増えるにつれて、シャワーだけですますよりも、湯舟とシャワーを併用した方がおトクになります。使う時間を意識しながら、上手に使い分けて(東京ガス調べ)
<人数でおトクになる金額が変わる!>
・大人2人の場合
シャワー(12分):160円
湯船+シャワー(5分):186円
・大人2人+子1人の場合
シャワー(12分):239円
湯船+シャワー(5分):220円
・大人2人+子2人の場合
シャワー(12分):319円
湯船+シャワー(5分):253円
湯船は180リットル、シャワーは10リットル/分で試算。東京都の水道代1リットル=0.26円で試算
●一般的なシャワーヘッドvs節水型シャワーヘッド
→節水型に替えるだけで水道代とガス代が年間9704円おトク
出しっぱなしにしがちなシャワーは、節水タイプの利用がおトク。節水タイプに替え、4人家族が1日5分ずつ使うと、水道代とガス代で年間9704円ダウン(10リットル/分で試算/東京ガス調べ)
●追いだきvsため直し
→追いだきの方が年間1万3510円おトク
180リットルの高断熱浴槽に40度のお湯を沸かし、24時間後に40度に追いだきした場合と、180リットルの水を40度で再度ため直した場合、追いだきの方が年間1万3510円以上おトク。ただし、衛生面には注意を(東京ガス調べ)
●顔を洗うとき水を流しっぱなしvsためる
→ためて使うと1日約3.1円おトク
顔を洗うときに水を出しっぱなしにすると、1分間に約5リットルも水を使うことに。一方、洗面器に水をためて使うと約2リットルでOK。水道代の差は1回約3.1円にもなり、年間約1148円の差に(1日1回洗顔の場合/東京ガス調べ)
<お風呂でできる節約術>
→夏は温度と湯量を下げて入浴を
家庭でもっともガスを消費するのは給湯。夏はお湯の温度を下げ、湯量も少なめにすると省エネに。また、お風呂を沸かすときや入浴後にフタをしめると、お湯が冷めにくく余分なエネルギーがかかりません(東京ガス調べ)
・フタありで年間4039円おトク
・湯量を20リットル減らして年間4852円おトク
・温度を2度下げて年間2645円おトク
40度のお湯180リットルを4時間後に40度まで追いだきする際、フタありとフタなしの場合、水を40度に沸かす際に180リットルの場合と200リットルの場合、180リットルの水を20度から40度に沸かす場合と42度に沸かす場合で比較。1日1回×365日で算出。
試算は、東京電力エナジーパートナー でんきの省エネ術、東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)より引用