米国に100歳を超えてもなお、船に乗りロブスター漁を続けている女性がいます。愛称は「ロブスターレディ」。ロブスター漁のキャリアは95年になり、先日103歳の誕生日を迎えました。

↑今日も漁に出るロブスターレディ

 

ロブスターレディとして親しまれているのは、バージニア・オリバーさん。1920年6月に、メイン州ロックランドに生まれました。メイン州はアメリカ北東部にある海に面した州で、ロブスターが名物として知られています。

 

バージニアさんは、8歳のときに父や兄と一緒にロブスター漁をはじめ、4人の子どもを育てながら漁を続けてきました。それから95年間、船に乗って漁に出ており、2023年シーズンのライセンスも更新したそうです。

 

そんなバージニアさんは、先日103回目の誕生日を迎え、家族や友達から祝福されている様子がニュースで報道されました。

 

笑みを浮かべたその表情からは健康そうな様子がうかがえます。船の舵を取り、巨大なロブスターを手にとり、さばいていく姿を見ても、とても100歳を超えた人とは思えません。地元ではバージニアさんをモデルにした「ロブスターレディ」という絵本もできているそうです。

 

バージニアさんは、現在でもロブスター漁を続ける理由について「水の上での自立した生活が気に入っているから」と語っています。責任を持って大好きな仕事を続けていること。それこそが、バージニアさんが生き生きと元気で暮らす秘訣なのかもしれません。

 

【主な参考記事】

News Center Maine. Maine’s ‘Lobster Lady’ celebrates 103rd birthday. June 22 2023