6月15日に栃木県が誕生してから150年を迎えるのを記念して、県内の企業や団体で150年を祝うさまざまな取り組みが行われています。小山市の高校では世界で活躍するフルート奏者の講演会が開かれました。

 美しい音色を響かせているのは、茂木町出身で世界で活躍するフルート奏者の栗田智水さんです。

 小山西高校では生徒たちに地元・栃木県に関心を持ってもらおうと30年ほど前から毎年、県民の日に合わせてアーティストやスポーツ選手を招いて講演会を開いています。

 講師を務めた栗田さんは全校生徒約600人を前に「大切なのは自分で選ぶこと」と題してフランス留学や音楽の講師の経験など半生を振り返り、人生の道を自分で選ぶことの大切さを説きました。

 本格的にプロを志したきっかけは2011年3月に起きた東日本大震災だったといいます。

 講演会の最後に、県誕生150年を記念して栗田さんと音楽部の生徒約30人が一緒に曲を演奏しました。

 生徒たちはプロの音楽家との貴重な共演を楽しんでいました。