裏千家としては4年ぶり 世界遺産・日光東照宮で献茶式
日光東照宮にまつられる徳川家康公に茶をたてる恒例の献茶式が9日、日光東照宮で行われました。
この献茶式は茶道を普及させた徳川家康公をたたえようと江戸時代から開かれているもので茶道の祖、千利休の流れを組む表千家と裏千家が交互に開いています。
今年(2023年)は裏千家の千宗室家元が日光東照宮の御本社で茶をたてました。
新型コロナウイルスの影響もあり裏千家としては2019年以来4年ぶりの献茶式となりました。
これまでは約200人が参列していましたが今回は半分の100人ほどに人数を減らしました。
参列者が見守る中家元は濃茶、薄茶の順に茶をたてて徳川家康公に奉納しました。
日光東照宮の稲葉久雄宮司は「梅雨時期としてはまずまずの天気で茶会日和になった。家康公もさぞお喜びと思う」とあいさつしました。