PC周辺機器メーカーのLogitech(日本ではロジクール)が、電子機器修理企業のiFixitと提携し、スペアパーツや修理するためのツールキットを販売し、ユーザー自身が修理するサポートを行うと発表しました。

Logitech - iFixit

https://www.ifixit.com/collaborations/logitech



Logitech International - Logitech Partners with iFixit to Advance Circularity Goals

https://ir.logitech.com/press-releases/press-release-details/2023/Logitech-Partners-with-iFixit-to-Advance-Circularity-Goals/default.aspx



Logitechによると、2023年夏にワイヤレスマウス「MX Master」と「MX Anywhere」の2モデルで純正交換部品とバッテリーが販売され、iFixit監修の修理ツールは生涯保証付きで、さらに修理を行う上で参考にできる画像付きの手順書がオンラインで配信されます。



また、同時に工具や精密ドライバーのセットなど、修理を行うために必要なキットも購入可能になります。



価格は14.99ドル(約2000円)〜19.99ドル(約2700円)で、すでに以下の販売ページが用意されています。

Logitech Mouse Parts | iFixit

https://www.ifixit.com/Parts/Logitech_Mouse



Logitecは、「世界の電子製品および電化製品の廃棄物は2030年までに7500万トン以上に増えると予想されています。世界中で生成される電子廃棄物の量を減らすためには、デザインと修理可能性を両立させる必要があります」と述べ、修理機能を強化することでデバイスの寿命を延ばし、持続可能性を考慮したデザインを強化していくとしました。

iFixitのサステナビリティ担当ディレクターであるエリザベス・チェンバレン氏は「スペアパーツを入手可能にし、デバイスをより修理しやすく設計することは、メーカーが製品を持続可能にするためにできる最善のことです。私たちはLogitechと協力して、人々が自分のものを簡単に修理できるようにしてきました。私たちは、Logitechの修理部品を世界中の人々に提供できる機会にワクワクしています」とコメントしています。