左サイドで複数の役割こなすディマルコ photo/Getty Images

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まだ長友佑都がインテルに所属していた頃、アカデミーから昇格してきたのがDFフェデリコ・ディマルコだった。

当時はまだまだ完成されていなかったが、2015年のトップチーム昇格よりレンタル移籍を重ねながら着実に力をつけてきたのだ。

25歳を迎えた今、ディマルコは完成の時を迎えた。左のサイドバックやウイングバックに加え、時には3バックの左にも入れる万能性も魅力だが、最近は攻撃力もアップしている。

26日に行われたユヴェントスとのコッパ・イタリア準決勝2ndレグでは決勝点を記録し、チームを決勝へと導いた。

今季は他にもミランとのスーペルコッパ・イタリアーナで1得点を記録したり、チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグのベンフィカ戦でも2つのアシストを決めており、今やすっかり頼れる左サイド不動のレギュラーだ。

昨年にはイタリア代表デビューも果たしており、インテルではセンターバックに入る同じイタリア代表のレフティーDFアレッサンドロ・バストーニもいる。2人でインテルの左サイドを担当しているのは、アズーリにとっても計算しやすい。25歳を迎えたディマルコはピークを迎えており、名門インテルにふさわしいレフトバックへと成長した。