ベンフィカ戦でゴールを決め、喜びを爆発させるL・マルティネス photo/Getty Images

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インテルは19日、チャンピオンズリーグ準々決勝・2ndレグでベンフィカと対戦し、3-3のドローで試合を終えた。この結果、2-0で勝利した1stレグのリードを守り切り、ビッグイヤーを獲得した2009-10シーズン以来13シーズンぶりのベスト4入りを果たしている。

また、一足先に行われた一戦で、ACミランがナポリを相手に2戦合計をスコアを2-1とし、準決勝進出を決めていた。そのため、CLでは2004-05シーズン以来となるミラノダービーが実現。準決勝でのミラノダービーとなると、2002-03シーズン以来で、なんと20年ぶりだ。なお、1シーズンに5回(セリエA2回、コッパ・イタリア1回、CL2回)ものミラノダービーが実現するのは、長い歴史の中でも初めてのことだという。

CLという世界最高峰の舞台での伝統の一戦。決勝進出がかかっていることもあり、選手からすればこの状況に燃えないわけがない。今季もここまで3度のミラノダービーで2ゴールを記録するなど、この伝統の一戦を得意とするアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、イタリア版『Amazon Prime』のインタビューで次のような思いを明かしている。

「とても特別な試合だ。チャンピオンズリーグの準決勝で、ダービーが開催されることの意味を僕らは理解している。僕はすべてを勝ち取るためにこのスポーツをしているんだ。僕らは準決勝へコマを進めた。目標のうちの1つを達成することができたよ。何年もの時を経て、このクラブはいるべき場所に戻ってきたよ」

3月に入ってからやや調子を落としていたL・マルティネスだが、ベンフィカ戦では1ゴール1アシストを記録するなど、復調の兆しを見せている。この“ダービー男”は、チームを決勝の舞台へ導くことができるのか。