段ボールで荷物を送る場合、送料を節約するためにも、梱包はなるべくコンパクトにまとめることが求められます。こうした場合、カッターナイフなどで折り目をつけて、段ボールの余った部分を内側に折りたたむことになるのですが、高さが一定せず、不格好になってしまいがちです。こうした場合に便利なのが、段ボールの高さを中身に合わせて小さくできる専用のカッターです。今回は、ダイソーで発売以来大人気で、いまも売り切れが続出しているこの製品をゲットしましたので紹介します。ダイソーで販売されています。実売価格は110円本体。定規ともカッターともつかない形状本製品は一般的なカッターと違い、本体は定規のような形状をしており、その先端にカッターの刃がついた構造になっています。段ボールの余った部分をまるごと切りとるわけではなく、折り曲げるために切れ目を入れるだけですので、刃の高さはほんの2〜3mmしかありません。利用にあたっては、まず刃を覆っているカバーを開きます。このカバーは位置を決めるガードを兼ねており、段ボールの折り曲げたい位置に刃が当たるよう、段ボールの上の辺に引っ掛けて高さを調整します。刃を覆うカバーを起こして上にスライドさせます刃の高さはほんの2〜3mmほどガイドを兼ねるカバーをもっとも低くしたところもっとも高くした場合の刃との間隔は14cm位置が決まったら、段ボールの上の辺にガイドを引っ掛けた状態で、本体を横方向へとスライドさせます。これにより、段ボールの上の辺から決まった高さに、刃によって折り目がつけられます。ちなみにパッケージの説明では折り目は段ボールの内側につけるとされていますが、今回の例のように外側のほうが作業は容易です。段ボールのすべての面に折り目がついたら、四隅に切り込みを入れ、段ボールを内側に折り曲げれば完了です。等しい高さで折り曲げられるため、最初から折り目が入っていたかのような、美しい仕上がりが得られます。まず高さを決め、段ボールにガイドを引っ掛けますそのままガイドに沿って横へとスライドさせます刃によって折り目がつけられます同じ要領でほかの面も折り目をつけます最後に折り目の高さまでカッターで切込みを入れます完了したら折り目に沿って内側に折り曲げます完成。高さがいびつにならずきれいに折れました折り目をつけるのは外側でも内側でも構いませんそのまま組み立てた状態(右)と並べたところ。最大14cmまで背を低くすることができます。目分量で印をつけた場合のように高さが不揃いになることがありませんそんな本製品の特徴はコンパクトさです。本製品の同等製品は、ボディの定規にあたる部分が数十cmはあるなど、かなり大柄です。そのぶん深い位置に折り目をつけられる利点はあるのですが、かさばることは否めません。本製品は、折り目をつけられるのは段ボールの上から最大14cm程度にすぎませんが、ボディの全長は約18cmとコンパクトで、片付けるにしても場所を取りません。収納時はガイド部が刃を覆うので、安全性も高いのが特徴です。一方で、段ボールの上から正確に何cmといった決まった高さを指定できる機能はなく、毎回新たに計り直しになります。もっともこれは前述の同等製品でも同じで、目分量になってしまうのは致し方ないところです。同等製品(下)に比べると圧倒的にコンパクトよく使う高さはペンで印を入れておくと便利ですとはいえ同じ作業をカッターナイフひとつでやろうとすると、折り曲げる高さが均等にならず、段ボールを内側に折り曲げた時に高さが不揃いになってしまいがちなところ、本製品はわずか110円というコストで、こうした加工を容易にしてくれます。筆者が約1年半もわたって探し回ってようやく見つけたことからもわかるように、店頭では品切れが相次いでおり、なかなか見つけられないのがネックですが、興味がある人は、粘り強くダイソーに足を運んでみてください。DATA製品名:段ボールサイズ調整カッター
実売価格:110円
発売元:ダイソー