10日の米株式市場では、NYダウが前営業日の6日に比べ101.23ドル高の3万3586.52ドルと3日続伸した。
 
 グッドフライデーで米株式市場が休場だった7日に発表された米3月雇用統計は、ほぼ市場予想通りで底堅い結果となったことが好感され、NYダウは上昇した。ただ、米長期金利が上昇したことを受け、ナスダック指数は小幅安とまちまちだった。12日の米3月消費者物価指数(CPI)の発表を前に様子見気分も強まった。エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>、マイクロン・テクノロジー<MU>といった半導体関連株が高く、JPモルガン<JPM>やバンカメ<BAC>など銀行株も値を上げた。キャタピラー<CAT>やウォルト・ディズニー<DIS>、ホーム・デポ<HD>も堅調だった。半面、テスラ<TSLA>やアップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>が安く、メタ・プラットフォームズ<META>やアルファベットC<GOOG>が軟調。エクソン・モービル<XOM>やセールスフォース<CRM>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が値を下げた。

 ナスダック総合株価指数は、3.602ポイント安の1万2084.355と小幅に反落した。

出所:MINKABU PRESS