中国電力は関連会社がもつ新電力の顧客情報を社員が不正に閲覧したとして謝罪しました。

中国電力と関連会社の中国電力ネットワークは、共有するシステムにおいて中国電力側から新電力の顧客情報が不正に閲覧できる状態にあったことを明らかにしました。

先月末に経済産業省の委員会から依頼を受けて調査したところ、１週間で中国電力の社員２９人が５５契約の情報にアクセスしていたということです。

国は２０１６年の電力自由化以降、グループ企業であっても送配電会社の顧客情報を閲覧・共有することは禁止しています。

中国電力は不正アクセスできる状態を自ら指摘しなかったことについて「深く反省しています」と謝罪し、全社員を対象とした周知と研修を行い再発防止に取り組むとしています。