(写真・ロイター/アフロ)

 9月8日に逝去した英国のエリザベス女王の国葬が、9月19日午前11時(現地時間)、首都ロンドンのウェストミンスター寺院で執りおこわなれた。

 国葬には2000人以上が参列。世界の200を超える国や地域の首脳ら、約500人が出席し、日本からは1983年にオックスフォード大学へ留学して以来、女王と交流を続けた天皇陛下と、皇后の雅子さまが参列された。

 ウェストミンスター寺院首席司祭の挨拶、トラス首相による聖書の一部の朗読、英国国教会最高位であるカンタベリー大主教の説教などがおこなわれ、最後に、英全土で2分間の黙祷がささげられた。

 厳粛な雰囲気でおこなわれた国葬だが、英国民の間で物議を醸すトピックがあったという。

エリザベス女王の孫・ヘンリー王子とメーガン妃夫妻です。ヘンリー王子夫妻は、2020年1月に主要公務から退く意向を発表。特にメーガン妃は離脱以降、テレビ番組のインタビューやポッドキャストなどで、王室の体制やしきたりを批判してきました。

 女王はメーガン妃に目をかけてきただけに、しきりに王室を批判する彼女を見て、心を痛めていたと言われます。

 そんなメーガン妃が、国葬当日、涙を流したのです。しかし、王室批判を繰り返した妃の涙は、英国民の目にはよく映らなかったようで、冷ややかな声も寄せられています」(現地ジャーナリスト)

 国葬では、2018年のヘンリー王子との結婚式に女王から贈られた真珠のスタッズイヤリングをつけていたメーガン妃。妃自身、王室在籍中は女王へ信頼を寄せていたとも言われているが――。

「結婚前、メーガン妃は女優として活動していたこともあり、《演技なのでは?》という心ない声もありました。国葬前日におこなわれたチャールズ国王主催のレセプションに夫妻が招待されず、不満を漏らしていたという報道も、メーガン妃への覚めた視線につながっているようです」(同)

 20日に放送された『モーニングショー』(テレビ朝日系)では、デーブ・スペクター氏も「女優が何やっても演技に見える。王室に迷惑かけたのはメーガン妃なんで、もしかしたら多少反省しているのかなと思いました」と指摘。

“真実の涙” であるなら、英国民から寄せられる冷ややかな声は、王室批判の代償に他ならない。