高橋克実、61歳で初主演の映画完成に「フワフワしています」
高橋は「なんと、今日は中央に立っています」と話し始めた。劇場における舞台あいさつは、慣れているものの「いつもは、端っこのポジションなので」と、戸惑う様子見せた。今の心境を最初に伝えた方が、楽になると思ったのか「フワフワしています」と打ち明け、会場を和ませた。
本作は、直木賞作家・奥田英朗氏の同名小説を映画化したもので、さびれた元炭鉱町の理髪店の親子の葛藤を軸に、過疎化、少子高齢化、介護、結婚難など、どこの地方も抱える問題に直面しながらも、懸命に生きている人々の姿を描きつつ、懐かしの故郷が、歩き出す勇気をくれる点も綴っている。
名バイプレーヤーの印象の強い、高橋。司会者から改めて、初主演の映画完成の喜びを問われて「ここまでたどり着けて嬉しいです」と率直な思いで返した。その喜びにつながったのが、メインのロケ地となっていた「福岡・大牟田の皆さんの大々的な協力のお陰です。市民の皆さんからの大きなご協力があって成立している映画だと思います」と繰り返し述べ、感謝の思いを改めて伝えた。
そして、完成した作品のアピールとして「家族における夫婦や親子。そして、友達…そういう関係性をハッキリと見せてくれて、それらの良さを再認識できてホッコリします。とてもイイ映画になっていると思います」と自信を持ってすすめていた。
なお、今回の舞台あいさつには、高橋の他に、富田靖子、白洲迅、筧美和子、矢吹奈子（HKT48）、運上弘菜（HKT48）、森岡利行監督らも同席していた。
映画『向田理髪店』は、10月7日から、福岡と熊本で先行公開し、10月14日より全国でもロードショー。
▼ 映画『向田理髪店』予告映像（主題歌：全然 変わらないver.）
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映画『向田理髪店』 - 公式WEBサイト
