これぞ秋スニーカー。VANSのオーセンティックにこんな柄あったんだ！

＜&GP編集部員が買ってみた！使ってみた！＞

「真夏のピークが去った〜」なんて口ずさみたくなる今日この頃。朝夕がだいぶ過ごしやすくなったのはうれしいことですが、月日の流れを肌で感じるようで少し寂しい気持ちになります。しかし、ことファッションに関しては秋冬が本番！

とはいうものの、ぶっちゃけ日中はまだまだ半袖1枚でちょうど良い季節。何ならショートパンツも現役ですが、流石に季節感に欠けているかもな…と。いち早く秋を感じたい、でも暑い。となると残された道はシューズでしょ！　ということで見つけました秋の一足。

VANS（ヴァンズ）と渋谷のスニーカーショップBILLY’S ENT（ビリーズエンター）とのコラボ、その名も「AUTHENTIC PREPPY（オーセンティック プレッピー）」（7700円）です。

■人気再燃中のトラッドスタイルにハマるブラックウォッチ柄

VANSは、1966年にカリフォルニア州のアナハイムで誕生したブランド。シンプルながら、タフなアッパーとグリップ力抜群のソールがスケーターの間で人気を呼び、今なお定番シューズとして多くのスケーターに愛されています。

そんなVANSの中でも、今回のコラボで用いられた「オーセンティック」は名品中の名品。そこに、スニーカーを知り尽くした BILLY’S ENTのエッセンスが注入された秋顔の一足がお目見え！　ブラックウォッチ柄が何とも洒脱なAUTHENTIC PREPPYは人気再燃中のトラッドスタイルにもうってつけ。つまり、大人に似合う逸品に仕上がっているというワケです。

黒・緑・青を基調としたダークトーンが特徴のブラックウォッチ柄は、スコットランドを象徴するタータンチェックがルーツ。かつて、犯罪者を監視する番人が着ていたことから、“黒の見張り番”という意味があります。

ともすれば少々子供っぽくなりがちなチェック柄ですが、落ち着いた配色のコチラであればその心配は無用。ファッションシーンで注目されつつある「トラッドスタイル」をモノにできるとあれば、活用しない手はありません。

さて、ここで一旦「オーセンティック」のおさらいを。

キャンバス生地のアッパーにダブルステッチを施したシンプルな見た目で、デザインと呼べるモノはVANSのロゴラベルのみ。そしてヒールには「普通じゃない、型破りな」という意味（諸説あり）のスラング“OFF THE WALL”のパッチをあしらっています。また、ソールは伝統的なバルカナイズ製法を用いることで、スケートボードも難なくこなせる耐久性を確保。

なお、アウトソールは定番のワッフルソールを備えており、グリップ力を高めています。

■AUTHENTIC PREPPYと秋アイテムの相性をチェック！

オーセンティックをおさらいをしたところで、再度AUTHENTIC PREPPYの魅力を深堀り！　これからの季節にぴったりなアイテムとの相性をチェックしていきましょう。

秋といえばやっぱりデニム！ ということで、手持ちのインディゴデニムと合わせてみたところ、抜群のマッチング！　これに白シャツやロンTを合わせればいつものスタイルに程良い季節感をプラスできるはず。

出自がストリートなだけに、スポーティなトラックパンツと合わせてストリートスタイルを楽しんでみるのも良いでしょう。

秋冬はついつい黒や紺といった落ち着いた色を選んでしまいますが、そんなときは白のパンツがお役立ち。真っ白よりは生成り色のモノを選べばより合わせやすいはず。もちろん、ブラックウォッチ柄とも好相性！

朝夕涼しい今の時期、Tシャツの上からシャツを羽織るくらいが調度良いですが、シューズと色をリンクさせてみるのもひとつの手。上下で揃えれば着こなしに統一感が出て、いっそう洒脱な雰囲気に！

もう少し季節が進めば、ぜひ試して欲しいのがジャケットとの組み合わせ！　ジャケットとくればレザーシューズを合わせたくなりますが、こちらのAUTHENTIC PREPPYであればブラックウォッチ柄が醸し出す上品な佇まいが見事にマッチング！　中でもブレザーをチョイスすれば、トラッドスタイルをほしいままにするでしょう。

流行り廃りを繰り返すファッショントレンド。常に最先端を追いかけるのもファッションの醍醐味のひとつですが、昨今はSDGs的な取り組みが叫ばれていることもあってか、“定番モノ”が求められる傾向にあります。もちろん、VANSのオーセンティックについては、そのような取り組みに関わらず多くの人に支持されている逸品だけに、長く愛せること請け合いです。今年はこんな秋カラーで、足元から季節感をアピールしてみませんか？

>> VANS × BILLY’S ENT「AUTHENTIC PREPPY」

＜文／若澤 創（&GP）＞