平手友梨奈

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「ディーフェーンス!」

【写真】平手友梨奈が共演者とお祝い! アイドル時代には見られなかった“男女仲良し”ぶり

 現在放送中のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)で、熱演を繰り広げている平手友梨奈。新木優子の口をふさぎ、竹内涼真とのキスを阻止した冒頭の場面は、既に“名シーン”認定されているほどだ。

 韓国ドラマ『梨泰院クラス』の原作者が平手を猛プッシュし、自身も出演を熱望したという今作において、彼女は圧倒的な存在感を放っている。

'21年に公開された映画『さんかく窓の外側は夜』が語る平手

「放送開始前には“リメイク”への不安の声もありましたが、フタを開けてみれば、老若男女問わずドラマにハマるファンが相次ぎ、中でも平手さんの演技力は絶賛されています。“別次元の演技をしてる”“ひとりだけ本家越えしたのでは?”と、主演の竹内涼真さんや新木優子さん、香川照之さんなど名だたる俳優を“食う”勢いですね」(テレビ誌ライター)

 '20年にアイドルグループ『欅坂46』を脱退後、『ドラゴン桜』(TBS系)に出演するなど女優としてのキャリアを歩み始めた平手。彼女が出演し、'21年に公開された映画『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大監督は、平手の素顔についてこう語る。

「あまり目を見て話してくれないなというのが第一印象で、嫌われているのかなと思ってしまいました(笑)。ただ、撮影が進むにつれて、細かく演出しなくても自分の意図をくみ取ってくれて、心が通じ合えたのかなと。撮影が終わるころには、平手さんの不思議な力にすっかり魅了されてしまいましたね」

 役者としての平手の魅力とは何なのだろうか。

完璧を求めるあまり、心身が不安定に

「負けず嫌いで何事に対してもストイックな部分ですかね。テイクを重ねていくにつれてどんどんお芝居がよくなっていったのを覚えています。また『六本木クラス』もそうですが、平手さんが演じる人物は作品ごとにどれもバラバラ。それでもしっかりとハマっていて、役に対して十分に研究されているなと感じています」(森ガキ監督)

 演技に対する評価が高まったことで、今後は出演作の増加も期待されるが、テレビ局関係者は彼女のストイックすぎる性格について危惧しているという。

「平手さんは自分のパフォーマンスに対して人一倍厳しい性格で知られ、追い込みすぎた結果、アイドル時代にはステージ上で倒れたりケガを負うこともありました。体調不良でイベントや番組を欠席することも珍しくなく、『ドラゴン桜』でも撮影に穴をあけることがあったといわれています。演技力の高さは誰もが認めるところですが、完璧を求めるあまり、心身が不安定になってしまうという不安はぬぐえません」

 他人の意見や評価に流されず、努力してきた積み重ねが今の彼女につながっているのだが、その魅力は“脆さ”をはらんでいる。

「『ドラゴン桜』でも演技力を称賛する声が多く見られたものの、彼女自身は周りに評価されても“達成感をまったく感じない”と語っています。『六本木クラス』で平手さんへの注目がさらに集まりましたが、裏を返せばそれだけ期待値が高まったということ。より一層プレッシャーを感じてしまい、自分を追い込みすぎてしまわないか心配ですね」(スポーツ紙記者)

 時には自分自身を“ディフェンス”してほしい。

森ガキ侑大 映画監督。テレビCM・Webムービーのほか、テレビドラマや長編映画の監督・演出を手がける。主な代表作に、『さんかく窓の外側は夜』『おじいちゃん、死んじゃったって』など