サセックスステークス レース写真 (C)平松さとし

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 現地27日、イギリス・グッドウッド競馬場で行われたG1・サセックスステークスは、日本から参戦したバスラットレオンが軽快な逃げを見せ、直線半ばまで粘る好走で惜しい4着に敗れた。

4着 バスラットレオン
坂井瑠星騎手
「まずはサセックスステークスという素晴らしい舞台に連れてきてくださったオーナー、矢作調教師、関係者の皆様に感謝いたします。バスラットレオンはパドックで跨った時から落ち着いていて、いつもどおりにゲートインできました。下りながらのゲートでしたし、過去にゲートを出て落馬したこともある馬ですので、躓いたことは想定内でした。道中は上り下りがありましたが、終始手応えは良かったです。自分で馬場を歩いた時にタフなコースだと感じていたので、すごいことだと思いながら直線に向かいました。バーイードが強いのは分かっていましたから、よーいドンの競馬にならないよう直線の残り600メートルから400メートルあたりで差を広げていきました。作戦どおりの競馬ができたと思います。3着に残せなかったのは自分の力不足と思いますが、バスラットレオンは良く頑張ってくれたと思います。次走に向けて希望が持てる内容でした」

矢作芳人調教師
「結果は残念でしたが、この強いメンバーを相手に自分の競馬はできました。ニューマーケットに約1カ月間滞在をしてトレーニングを積んできたこともあり、走りが良くなって、馬が力をつけてきていると感じます。馬自身とサポートしてくれた皆さんに感謝しています」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 現地27日、イギリス・グッドウッド競馬場で行われた、サセックスステークス(G1・3歳上・芝1600m)は、J.クローリー騎乗、バーイード(牡4・英・W.ハガス)が勝利した。日本から参戦した坂井瑠星騎乗、バスラットレオン(牡4・栗東・矢作芳人)は惜しい4着に敗れた。

直線半ばまで粘る

 バスラットレオンはスタートをポンっと飛び出し先手を主張。マイペースの逃げを展開して、1馬身ほどのリードを保ちながら直線へ向くと、一旦ライバルを突き放しにかかったが直線半ばでやや一杯に。背負い慣れない61.5キロを背負いながらも最後まで懸命に粘り込み、惜しくも4着に敗れた。レース後、矢作芳人調教師は「硬い馬場も日本馬に向いたのか良い競馬になりました」と同馬の走りを讃えた。勝利したのはイギリスのバーイードで、この勝利で無傷の9連勝となっている。

全着順
1着 バーイード(英)
2着 モダンゲームズ(英)
3着 アルコールフリー(英)
4着 バスラットレオン(日)
5着 エンジェルブルー(英)
6着 チンディット(英)
7着 オーダーオブオーストラリア(愛)