“孫の上司の息子”名乗る男が1200万円騙し取るも…1時間半後にスピード逮捕 80代男性が自宅訪れた相手の特徴を記憶
7月18日午後、静岡市葵区で80代の男性が現金約1200万円をだまし取られる事件があり、その1時間半後、現金を受け取った29歳の男が警察にスピード逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉県いすみ市の自称会社員の男(29)です。
警察によりますと、18日午前、静岡市葵区に住む81歳の男性宅に「キャッシュカードの入ったカバンを紛失した。取引先に支払いするため、至急現金を用意してほしい」などと、孫をかたる男からうその電話がありました。
午後0時半ごろ、容疑者の男が、孫の上司の息子になりすまして男性宅を訪れ、現金約1200万円を受け取り、そのまま立ち去ったということです。
その後、男性は息子に電話をかけ、息子が不審に思ったことで事件が発覚。警察が、男性から現金を受け取った男の特徴を聞き、捜査していたところ、JR東静岡駅近くを似た男が歩いていたことから、捜査員が声を掛け、逮捕したということです。事件発生から約1時間半後のスピード逮捕でした。
容疑者の男のかばんには、男性から騙し取ったとみられる現金1200万円が入っていたということです。警察が事件の経緯などを慎重に調べています。