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 10日、小倉競馬場で行われたG3・プロキオンステークスは、4番人気のゲンパチルシファーが抜け出して快勝。嬉しい重賞初制覇となった。

プロキオンステークス、勝利ジョッキーコメント
1着 ゲンパチルシファー
川田将雅騎手
「久しぶりに乗りましたけど、とても成長を感じられましたし、それ通りの内容で勝ちきってくれて何よりです。返し馬の雰囲気がとても良かったのでこの馬らしく、この馬のリズムで競馬さえすれば良い走りが出来るだろうと思っていたので、そのリズムを大事にという思いでレースに乗って行きました。彼が選んだポジションがあそこだったので、あそこでリズムを取りながら、とても良い雰囲気で道中を走れていたと思います。(勝負どころから直線も)良い雰囲気で自分から上がっていってくれたので、その気持ちを大事にしながら最後まで気持ちが続くようにという思いで動いていったんですけど、ゴールまでしっかりとした脚を使ってくれたなと思います。(前回との馬の変化は)馬体自体がとても成長していました。返し馬の段階で成長を感じたうえで、このメンバーならば勝つところまで行けるなという雰囲気を感じることが出来たので、それ通りの内容だったと思います。僕は常に良い馬に乗せていただいていますので、何よりこの馬自身がしっかりとした競馬で重賞ウイナーの仲間入りが出来たということを今日1番褒めたいなと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 10日、小倉競馬場で行われた11R・プロキオンステークス(G3・3歳上オープン・ダ1700m)は、川田将雅騎乗の4番人気、ゲンパチルシファー(牡6・栗東・佐々木晶三)が勝利した。1/2馬身差の2着にヒストリーメイカー(牡8・栗東・新谷功一)、3着にサクラアリュール(牡7・栗東・村山明)が入った。勝ちタイムは1:43.7(稍重)。

 1番人気で鮫島克駿騎乗、ラーゴム(牡4・栗東・斉藤崇史)は12着、2番人気で横山典弘騎乗、サンライズウルス(牡4・栗東・安田翔伍)は11着、3番人気で和田竜二騎乗、アルドーレ(牡7・栗東・西村真幸)は10着敗退。

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トゥザグローリー産駒

 4番人気に支持された川田将雅騎乗、ゲンパチルシファーが嬉しい重賞初勝利を飾った。道中は激しい先行争いを見ながら中団から行きっぷり良く押し上げていき、勝負どころでは外目から堂々進出。直線馬場の三分どころを手応え良く伸び、後続を半馬身振り切ってゴールした。

ゲンパチルシファー 29戦5勝
(牡6・栗東・佐々木晶三)
父:トゥザグローリー
母:ラブリイステラ
母父:クロフネ
馬主:平野武志
生産者:カナイシスタッド

【全着順】
1着 ゲンパチルシファー
2着 ヒストリーメイカー
3着 サクラアリュール
4着 ロードレガリス
5着 ヴェルテックス
6着 アンセッドヴァウ
7着 サンライズノヴァ
8着 メイショウウズマサ
9着 エブリワンブラック
10着 アルドーレ
11着 サンライズウルス
12着 ラーゴム
13着 エアアルマス
14着 エクレアスパークル
15着 トップウイナー
16着 ユニコーンライオン