核兵器禁止条約の締約国会議を前に、オーストリア・ウィーンで、被爆者が世界の若者たちに被爆証言をしました。

現地時間の17日午後行われた、締約国会議に参加するアイルランド大使館主催のオリエンテーションには、日本から現地入りした被爆者や高校生平和大使ら若者世代が参加しました。

広島で被爆した家島昌志さんと、長崎で被爆した木戸季市さんが、約10カ国50人の若者を前に被爆証言をしました。

広島で被爆した家島昌志さん

「多少でも思いが伝えられたらという思いで話をしました。核と人類は共存できないこれに尽きる。」

長崎で被爆した木戸季市さん

「核兵器というのは破壊以外の何も生み出さない。だから人類を滅ぼす兵器だから。」

18日と19日はウィーン市内で、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーン主催のフォーラムが行われます。