内閣府の行った調査で20代独身男性の約4割が「デートの経験がない」と回答したことが注目を浴びています。

町で受けとめを聞いて見ました。

政府が14日閣議決定した「男女共同参画白書」。

今年は「人生100年時代における結婚と家族」がテーマとなり、そのなかでこんなデータが注目されています。

20代男性のおよそ7割、女性ではおよそ5割が「配偶者や恋人はいない」と回答。

また、20代独身男性で「デートの経験がない」と答えた人が約4割に上ることが分かりました。

児玉比呂記者「広島の若者はどのように感じているのでしょうか。20代の私が聞いていきたいと思います」

学生&美容業20代「えー!意外!(もしデートしたことがないって人とデートすることになったら?)全然!こっちがリードしたらよいかなと」

専門学生10代「見たわそのニュース!意外と多いかなって。まずは誰でもよいから話しかけてみる!そこから話を進めていけばよいかなと」

積極的に動くことが大事だという声が聴かれる一方で…

製造業20代「コロナも重なって家に引きこもってたら…って(彼女いない)感じですね。ゲームがやっぱり多くなっちゃいますかね」

設備管理40代「したいと思ったときにした方が。そういうチャンスがある時に。僕はどっちかというと逃した方なんで…」

嘆く声も上がりますが時代が代わり、結婚がすべてではないという声も聞かれました。

結婚50年以上の夫婦「私らが小さい時は大きくなったら誰かと結婚しないといけないという頭があったからね。(今は)家庭を持つのが面倒くさい。煩わしいことが多いと思っているんじゃないですかね」

さらにデータでは30代の男女の4人に1人が「結婚願望がない」と回答しており、県の婚活事業「こいのわプロジェクト」の担当者は危機感をあらわにしています。

子供未来応援課 梅田真紀課長「(イベントの参加者なども)なかなか積極的に自分からは話しかけにくかったり相手をデートに誘ったりとか積極的にできないような傾向があると感じています」

近年、県内の婚姻件数は減少傾向にあり、コロナ禍による影響も示唆されています。

「こいのわ」では出会いの場を設けようとオンラインや野外でのイベントを行いたいということです。

子供未来応援課 梅田真紀課長「県の取り組みとしては少子化には結婚出会いだけでなく様々な要因がありますので、安心して妊娠して出産子育てができる環境づくりに総合的に取り組んでいる」