ウクライナ出身のアニメーション作家がロシア軍の侵攻が続く母国への思いを語りました。

8月に広島市で開催される国際的なアニメーションイベントに招待されているナタ・メトルークさん。

13日は比治山大学で作品づくりのポイントについて学生たちに講演しました。

ナタさんは現在もロシア軍による侵攻が続くウクライナ出身です。

ウクライナ出身 ナタ・メトルークさん「ロシア軍の侵攻が始まってから2カ月は何も手がつかず、流れてくるニュースの映像を見ることしかできなかった」

ナタさんの家族はロシアとの国境に近いハルキウ州で暮らしており、今も攻撃におびえる日々を送っているそうです。

ナタ・メトルークさん「広島には悲惨な過去があるけど、今はこんなに美しい街になっている事が大きな希望になる。ウクライナも復興して今まで以上に強くなることに期待する。そのために自分も毎日ベストを尽くして、その瞬間が少しでも早くなることを祈っています」

ナタさんは12月まで滞在し、広島をテーマにした作品づくりやイベントなどを通じて交流を行うということです。