西日本豪雨で被災した安芸区の幼稚園にサンフレッチェの元選手らが植えた芝生があります。

9日、その幼稚園で彼らと園児がふれあう会が行われました。

丹羽選手「サンフレッチェの色はー?」

園児「紫ー!」

選手と楽しそうに遊ぶ園児たち。

元サンフレッチェ広島 丹羽大輝選手「こういう形で(芝生が)しっかり根付いて感慨深いものがあります。うれしいです」

この芝生はかつてサンフレッチェで活躍した3人、現在スペインでプレーしている丹羽大輝選手、そしてこの幼稚園の卒園生森粼和幸さん・浩司さんらが2019年に植えたものです。

サンフレッチェ広島 森粼浩司アンバサダー「災害が4年前ですかね、4年になりますけど…この芝生の上できょう子どもたちと一緒に身体を動かしたりサッカーしたりっていうのは本当にうれしく思います」

児玉比呂記者「園舎には当時流れ込んきた土砂の跡が今でも残っています」

4年前の西日本豪雨では矢野幼稚園の近くの川がせきとめられ、あふれた土砂が園庭に流れ込みました。

園庭に芝が植えられたのはその1年後のことです。

丹羽選手らは当時、被災地の幼稚園や小学校のグラウンドを芝生化し、外遊びする機会を増やすための活動を行っていました。

あれから3年、丹羽選手らが植えた芝はすっかり園になじんでいました。

園児「ボール取りをするのが楽しかったです」

先生「(園児にとって芝生は)安らぎの場になっているんじゃないかなと思っています」

選手と園児によって植えられた芝は園内に笑顔の花を咲かせていました。

サンフレッチェ広島 森粼和幸C.R.M「こうしてきょうは子どもたちがすごいたのしそうにやってくれたことが僕らにとってはうれしいこと」

元サンフレッチェ広島 丹羽大輝選手「こうやってどんどんどんどん外遊びをしてもらって元気で遊んでもらいたいなと」