9日午前11時50分ごろ、三次市の市立中学校の職員から「理科の実験で気分が悪くなった生徒がいる」と消防に通報がありました。

警察などによりますと理科の授業で硫化水素が発生する実験を行った次の授業中に、気分不良を訴えた中学2年の男子生徒6人が三次市内の病院に搬送されました。

6人はその後、硫化水素の中毒ではないと診断されいずれも命に別状はなくすでに帰宅しています。

実験は鉄と硫黄をまぜたものを加熱し塩酸を加えて硫化水素を発生させるもので、学習指導要領に基づき換気などの適切な措置をとっていたということです。

三次市教育委員会によりますと、今回の出来事の詳細などについてはすでに生徒や保護者にメールなどで説明したということです。