関東甲信地方で6日、梅雨入りが発表されるなど雨のシーズンが近づいています。

皆さん、準備はできていますか?

冠水する道路にあふれる水路。各地で毎年のように大雨による被害が発生しています。

大雨の時の運転で特に気を付けなければならないのが「アンダーパス」です。

大雨の際、冠水しやすい場所の一つで県内でも度々被害が出ています。

JAFによる冠水路走行実験では、水深60cmの道に時速30kmで侵入した場合、10mほど進んだ場所で停止してしまいました。

進入時の衝撃でナンバープレートがめくれています。

では、車内に取り残された場合どうしたらいいのでしょうか…?

水没した車から脱出する実験では、窓ガラスからの脱出を試みますがスマートフォンやビニール傘では全く傷つきません。

一方、脱出用ハンマーを使えば簡単に窓ガラスを破壊して脱出することができました。

JAFによりますと「冠水道路にはむやみに侵入しないことが重要。ドアや窓が開かなくなった時を想定し、脱出用ハンマーを運転席に近く置くなど準備してほしい」ということです。

一方、安佐南区のホームセンターでは…

都築亮輔記者「店内入ってすぐのよく目立つ場所に防災の特設コーナーが設置されています」

毎年、梅雨のシーズンが近づくと売れ始めるという防災グッズ。今年は、いつもと違うある特徴があります。

土のうなどの防災グッズとともに特設コーナーに並ぶのはキャンプ用品の数々です。

西村ジョイ八木店 斉藤博行次長「本来はキャンプで使うようなものですけど、これは防災でも使えるんだという意味でお客さまにPRできてると思います」

コロナ禍で注目を浴び、去年は例年の5割ほど売り上げが伸びたというキャンプ用品。

いまそのキャンプ用品を防災グッズとして購入する人が多いということです。

中でも人気だというのがアウトドア用品の大手メーカーが販売するランタン。

ランタンの灯りは取り外すこともできて、停電した際や避難所に避難した時に活躍するといいます。

西村ジョイ八木店 斉藤博行次長「いざという時はUSBの電源がございますので携帯電話の充電だったりとかそういったことも可能です。非常に人気の高い商品です」

他にも持ち運びが簡単なモバイルバッテリーや避難所や車中泊で使えるエアーベッドなどが防災グッズとして人気だということです。

西村ジョイ八木店 斉藤博行次長「防災コーナーに持ち出すことで、キャンプ用品は防災でも使えるんだということをお客さま自身が気づいていただける。そういった問題提起をこちらに設けている」

キャンプ用品などを扱う防災特設コーナーは台風シーズンとなる9月ごろまで設置される予定です。