キャンプブームの火付け役!アニメ・漫画・ドラマで人気の『ゆるキャン△

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『しまりん』や『なでしこ』のほか、『千明』、『あおい』、『恵那』といった本栖高校の生徒たちの日常と、キャンプや野外調理などアウトドアの魅力が描かれる『ゆるキャン△』は、原作漫画だけでなくアニメ化やドラマ化もされ、そして2022年7月にはアニメ映画も公開予定の人気作品です。

現在のキャンプブームの火付け役とも言われていて、作品に登場したキャンプグッズやキャンプ場が人気になるなど、アウトドア業界での存在感はかなりのもの。

また、作中にはさまざまな車やバイクが登場します。主要なキャラクターたちの愛車はどんな車種なのでしょうか。

しまりんこと志摩リンの愛車『ヤマハ ビーノ』

『しまりん』こと『志摩リン』の愛車は、ヤマハの原付スクーター『ビーノ』です。

1997年から販売されているヤマハのロングセラーモデルで、現在販売されているビーノは3代目モデルにあたりますが、しまりんのビーノは2代目モデルと思われます。

なんとヤマハとゆるキャンがコラボしたキャンペーンでは「志摩リンのビーノ」が公式に製作され、抽選で1名にプレゼント。6万人もの応募が集まりました。

■ビーノの代車として登場『ヤマハ トリシティ125』

ヤマハとのコラボはビーノだけでなく、小型二輪免許で乗れる三輪バイクの『トリシティ125』でも行われました。

トリシティ125は前2輪後1輪の『リバース型』と呼ばれるトライクで、従来のバイクのように車体を傾ける(リーンさせる)ことが可能です。

リンはトリシティ125で険しい山道や砂利道などを走行し、高い安定性を体感していました。

なでしこのお姉ちゃん・各務原桜の愛車『日産 ラシーン』

日産 ラシーン

なでしこのお姉ちゃん『各務原桜』が一人旅やなでしこの送迎に使っていて、作中にもたびたび登場する車は日産の『ラシーン』です。

1994年から2000年の間に販売されていた車種ですが、個性的なルックスから根強い人気を持ち、日本国外にもファンを持つほど。ゆるキャンの影響でその人気が再び再燃したとも言われています。

各務原桜のラシーンはヘッドライトやグリル、ホイールがアメリカンな雰囲気ただようカスタムを施したものです。

グビ姉こと鳥羽美波先生の愛車『スズキ ハスラー』

スズキ ハスラー

なでしこたちが通う学校の歴史の先生で、野クルこと野外活動サークルの顧問を務めることになってしまった鳥羽美波の愛車はスズキの初代『ハスラー』です。

「美人で優しそう」というなでしこたちの第一印象とは裏腹に、毎日ロング缶のビールを6缶買うことから『グビ姉』とも呼ばれている彼女。

作中では、ハスラーで峠道を攻める様子も描かれています。優しそうな見た目で中身は豪快というギャップがいいですよね。

鳥羽先生の姉・鳥羽涼子の愛車『日産 ラフェスタ』

日産 ラフェスタ

アニメ2期のオープニングにも登場していた、しまりんのビーノと並走しているミニバンは日産の初代『ラフェスタ』です。

このラフェスタは、しまりんたちから『必殺火熾し人』と呼ばれたり中性的な顔立ちから鳥羽先生の彼氏と勘違いされていた、鳥羽先生の姉・鳥羽涼子の車。

野クル伊豆キャンプでは計7人が参加しますが、鳥羽先生のハスラーは4人乗りなので、7人乗りのラフェスタが活躍しました。

志摩リンのおじいちゃん・新城肇の愛車『トライアンフ スラクストン1200R』

トライアンフ スラクストン 1200R

ソロキャンプをしている姿が渋すぎる、しまりんのおじいちゃん・新城肇の愛車はイギリスのバイクメーカー、トライアンフの『スラクストン1200R』です。

同じシリーズに『スラクストン1200』『スラクストン1200RS』などがありますが、リアサスペンションのスプリングが黄色に塗装されているものは、純正ではスラクストン1200Rのみ。

レトロな見た目のカフェレーサーですが、2016年以降に発売された新しいモデルで、排気量は1200ccなので運転には大型二輪免許が必要となります。

大人になった各務原なでしこの愛車『スズキ ジムニー』

2022年7月1日に公開予定の映画「ゆるキャン△」は、予告動画が公開されています。

この予告動画では、なでしこが運転席に座っているスズキ ジムニーが道路を走っているシーンも映し出されていました。

大人になったなでしこは東京のアウトドア用品に勤めているとのことなので、趣味を活かせる仕事に就いたようですね。アウトドアにぴったりな本格軽オフローダー、スズキ ジムニーはなでしこにぴったりの車かもしれません。