庄原市の米を作らなくなった水田で、出産を控えた牛の放牧が行われています。

庄原市実留町の下谷営農集団組合が管理する水田では、三次市三良坂町の農家で飼育されている11月から12月ごろに出産を控えた雌牛3頭が放牧されています。

組合では米を作らなくなった水田で牧草を育てていて、3年前までは牧草を刈り配達していましたが、飼育農家の省力化につながることなどから放牧が行われています。

飼育農家・村本昭二さん(三次市三良坂町)「(牛にとって)ストレスがない。健康で大きい子を産んでくれればいいと思う」

下谷営農集団組合 北岡富雄組合長「種をまいておけば牛が来て食べてくれますから、できる限り耕作放棄地にならないように放牧を続けながら頑張っていこうと思ってやっている」

3頭は10月末までこの牧草地で過ごします。