三次に夏の到来を告げる観光鵜飼がはじまり、450年の歴史を伝える優雅な夜の川の漁が繰り広げられました。

1日午後8時前、コロナ対策で定員を8人に制限した遊覧船5隻が、鵜匠の乗った3隻の鵜舟を囲むようにゆっくりと川面を滑り始めました。

腰みのに烏帽子姿の鵜匠たちは、手縄を巧みに操って灯りに驚いた鮎や小魚をくわえた鵜をコントロールします。

去年の大雨の影響で川の流れが変わり変則的な遊覧ルートでしたが、観光客は人と鵜の妙技に拍手を送っていました。

鵜匠 上岡良介さん「(観光客に)また少しずつでも戻ってきていただいて、また楽しい鵜飼いを楽しんでもらえたら」

三次の観光鵜飼は9月10日まで行われる予定で、3千人の観光客を見込んでいるということです。