G7サミット広島開催 岸田総理が表明 バイデン米大統領も賛同
来年、日本で行われるG7サミット=主要7カ国首脳会議について、岸田総理は広島市での開催を表明しました。
岸田文雄総理「唯一の戦争被爆国である日本の総理大臣として、私は広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はないと考えています。武力侵略も核兵器による脅かしも国際秩序の転覆の試みも断固として拒否するというG7の意思を歴史に残る重みをもって示したいと考えています」
岸田総理はこうした考えをバイデン大統領に伝え、サミットの成功に向けて共に取り組んでいくことを確認したということです。
バイデン大統領「来年のG7サミットのため、また日本を訪れることを楽しみにしています。G7サミットが総理の地元広島で行われるということで賛意を示しました」
サミットが開催されれば、2016年のオバマ元大統領以来、二度目のアメリカの現職大統領
広島訪問が実現します。
県被団協 箕牧智之理事長「やはり百聞は一見にしかずですから(原爆資料館などを)見ていただいて、それぞれの国へ帰られてやはり核兵器というものは
恐ろしいものだと、ぜひともその国で拡散していただきたい」
また、岸田総理がライフワークに掲げる「核兵器のない世界」の実現については…
岸田文雄総理「核兵器をめぐる状況が厳しさを増している今だからこそ、核軍縮・不拡散に関する現実的・実効的な取り組みを進め、核兵器のない世界に向け共に取り組んでいくことでも一致しました」
ウクライナ侵攻をめぐってロシアによる核兵器使用の懸念が強まる中、岸田総理は、被爆地広島でG7首脳らと平和や世界秩序を守るために結束していくことを確認したいとしています。