19日、三次市で川遊びをしていた女子中学生が流され死亡しました。

これから暑くなり遊ぶ機会が増える水辺について専門家に注意点を聞きました。

岡森吉宏記者「女子生徒が見つかったのは巴橋からおよそ50メートル上流のあちらの川の中です。他の川との合流地点付近で流れが速くなっているのが見て取れます」

19日夕方三次市で起きた水難事故。

警察などによりますと、川遊びをしていた中学2年生の女子3人のうち2人が川に流されました。

1人は自力で岸に上がりましたがもう1人は流されてから約45分後に川の中で心肺停止の状態で発見され、その後死亡が確認されました。

岡森記者「橋を渡り河原に来ました。河原には高さ1メートルほどの草が生い茂っていて、それをかき分けていけば川のほうまで渡れるかなという印象です」

亡くなった女子生徒は川岸から中州へ渡ろうとしたところ足を滑らせ流されたとみられています。

三次市の中心部を流れる川で起きた今回の事故。

付近の住民「(川の中で)で子どもが遊んだりしているのをたまに見ますよね。子どもだけだったらちょっと危ないと思います」「三角州のところが流れがきついんです昔から。だからあそこでよく子どもが溺れているのは溺れていた」

専門家は「たとえ浅い場所であっても川遊びは危険と隣り合わせだ」と話します。

一般社団法人水難学会 斎藤秀俊さん「川の中央部まで行っても結構浅く感じるんですけど、その川の中央部でほんのちょっと馬洗川の方に入っちゃったりすると急激に深くなる。安全な川は少ないですからむやみに川に入らない(ことが大事)」

ただ、万が一川に流された時にはどうすればよいのでしょうか?。

一般社団法人水難学会 斎藤秀俊さん「靴はいて服を着ていればしまったと思っても力を抜けばすぐ浮いてくる。あおむけの状態になって水面に浮く。そうすると顔がちゃんと水面から出るので呼吸できる。これで呼吸しながら救助を待つ」