港区で気軽にデートならここ！ナチュラルワインが美味しい店4選

2022年2月25日 5時0分

この1，2年でライフスタイルも変わり、夜な夜な港区の高級店でデートする生活じゃなくなった。

何時間もかかるコースより、知る人ぞ知る店で、肩ひじ張らないデートが丁度いい。

ナチュラルワインと、気軽で美味しい料理が楽しめる店がいまの気分に合う。

今回は、港区にある人気店4軒をご紹介しよう！

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※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

1．六本木でサクッと焼き鳥を楽しむならここ！
『焼き鳥とワイン源 MOTO』

備長炭で焼き切るスタイル。右から「レバー」「もも」「せせり」。「おまかせコース」はストップがかかるまで提供され全串1本310円

暖かい気候が生んだ赤ワインの軽やかなタンニンが、濃厚な焼き鳥の旨みとマッチする

焼き鳥とワインのマリアージュは一般的だが、その中で珍しく自然派ワインにこだわり厳選しているのが『焼き鳥とワイン源 MOTO』だ。

鳥取の京紅地鶏や名古屋コーチンなどの品種を部位ごとに使い分けているので、串に合わせてワインを変えるも一興。グラスで10種をも用意するので臨機応変なマリアージュを楽しめる。

さらに注目は、副菜として「季節の発酵総菜6種」を用意していること。

酸味や柑橘の風味を備える発酵総菜を焼き鳥にトッピングして食せば味変になり、ワインとの相性も変化していくので奥深い。

合わせるべきナチュラルワイン

「JAUMA［ヤウマ］ユージェーオー」グラス1,100円

おすすめは、カベルネ・フランを主体としたカシスやラズベリーが香る、こちらのワイン。

ほど良いタンニンと微かにペッパーのニュアンスもあるので、濃厚さのあるももやレバーに合うのだ。

著休めの発酵惣菜に注目！

全客にセットで提供される「発酵総菜6種」

洋梨のピクルス、新蓮根のキムチ、春菊のナムル、紫キャベツのナムル、発酵白菜、新生姜と熟成鴨のなめろうがそろう総菜。

発酵白菜においては、肉の脂を軽やかにするので、すっきりした白ワインとの相性も抜群だ。

発酵やスパイスのエッセンスを加えることで、焼き鳥とワインのマリアージュがさらに高まり、大根おろしが箸休めの焼き鳥とは別ジャンルと言ってもいいほど。

店内は、無垢の木を多用してナチュラル感を意識して造ったカウンターが落ち着く。

ダウンライトが艶やかな空間を演出してくれる。

デートで喜ばれる、ダメ押しの一手！

2名でも利用できる半個室と完全個室も用意（個室料なし）。

奥には人目につかない個室もあり、ふたりっきりの艶やかな時間まで過ごせる。

カウンターではなくあえて個室を選ぶ意外性にドキッとするかも。

感度の高い大人に人気がある、白金台の気鋭店が登場！

2．オレンジワインが合う！センスあふれる白金台の人気店
『LIKE』

「仔羊のクミン炒め（1/2サイズ）」2,770円

澱もそのままに瓶詰めしたオレンジワインが、仔羊のクミン炒めの刺激に合う

優雅な空気が漂うプラチナ通り沿い。建物全体に緑が配され、入店前からお洒落さを確信する。

『LIKE』が提供するのはフレンチと中華をベースにしながら、国籍に縛られず、美味しいを追求した料理たちだ。

そしてその独創性あふれる料理に合わせるワインはナチュラルワインのみでストックは200本以上という多さ。

旨みや香りが穏やかで軽快な飲み口のナチュラルワインだからこそ、個性あふれる料理が相手でも、ぴたりと寄り添う。

合わせるべきナチュラルワイン

「アンダース・フレデリック・スティーンアイ・キャン・シー・ユー・フロム・ジ・アザー・サイド・オブ・ザ・ヴァレー」ボトル9,570円

なかでも、ラムラックを使ったフレンチを思わせる「仔羊のクミン炒め」は、口に運ぶとクミンや唐辛子が香り、パクチーの風味もふわりと、アジアのニュアンスが口内に残る。

この一品には、僅かに揮発酸を感じさせる甘めのタッチのこちらのオレンジワインを流し込めば、思わず唸るほどのさわやかさに。

リンゴ果汁や蜂蜜のような香りで、飲めば柔らかなスパイス感も感じられるオレンジワインだからこそ、少し冷やせば一層軽快な飲み心地になる。

オリジナリティあふれる逸品！

「チコリー梅干し海老のサラダ」1,100円

ほかにも、梅干しと干しエビエキス入りのマヨネーズで味付けした、海老のサラダもラインナップ。

独特の味わいがクセになるはずだ。

「ピーナッツシュークリーム」660円

同店名物の「ピーナッツシュークリーム」も忘れることなかれ！

個性的かつ美味なる料理の数々にテンションが上がること請け合いだ。

アート作品が多数飾られ、各所に緑が配された、センス高き店内にも注目。

カウンター、テーブル席のほかバーカウンター、テラス席も用意する。

料理の意外性と新しきマリアージュの発見に、ふたりの会話は自然と盛り上がるはず。

デートで喜ばれる、ダメ押しの一手！

さらに、店ではレコードを指定し、音楽を流すことが可能。

80年代のJBLのスピーカーでお互いの好きな曲を共有すれば、ふたりの距離もより近づくことだろう。

六本木の本格蕎麦店が提案するナチュラルワインとは？

3．十割蕎麦と自然派ワインを存分に味わえる、六本木の新店
『莉々庵』

「箱蕎麦」3,080円。右は「もりつゆ」100円、左は「鴨南汁」495円、奥は「島もずくつゆ」385円

十割蕎麦の香ばしい風味を、シチリア産オレンジワインのほのかな渋みが引き立てる

蕎麦店でそろえる酒といえば日本酒が通例。しかし、六本木に昨年11月に開業した『莉々庵』のテーマはずばり“十割蕎麦と自然派ワイン”だ。

麺とブドウの絵が描かれた暖簾をくぐると、そこはカウンターを持つお洒落な和モダンの空間。

ワインのあるスタイルにしたのは、「女性に優しい蕎麦店にしたい」というオーナーの思いから。

そこで、楽しく選べるようつゆは温冷約20種を用意し、かつ蕎麦は本格派。

北海道十勝の契約農家から直接蕎麦を仕入れ、あえて製麺機を採用したことで、“挽きたて、打ちたて、茹でたて”の三たてを実現。

合わせるべきナチュラルワイン

「カンティーナマリリーナキュエモスカート」グラス990円

蕎麦はシェアし、つゆを各自選ぶのが定番の食べ方。どのつゆを選ぶかでワインの選び方も変わる。

オススメは「鴨南汁」と「島もずくつゆ」。前者にはオレンジ、後者にはシャルドネをグラスで飲むのも面白い。

とくに前者には、濃い黄金色が美しく、黄桃やジャスミンの香りがあり余韻がジューシーな「カンティーナマリリーナキュエモスカート」が合う。

奥行きある味わいのため、鴨の油やごまつゆと相性が良い。

本格派の和食を用意！

「魚屋の海鮮ばくだん」1,350円

一品料理も豊富なのが、嬉しいポイント。

魚のぶつ切りや納豆、オクラを混ぜて食べる「魚屋の海鮮ばくだん」は、さっぱりといただけて栄養価も高い。

「揚げ出し和牛肉豆腐」1,650円

ほかにも、A5黒毛和牛ブリスケが贅沢に入った揚げ出し肉豆腐もそろう。

じんわり染み入る味わいに、癒されるはず。

栗の木の厚さが重厚感のあるカウンターからは、キッチンがよく見えるので、自分が食べる蕎麦が製麺され茹でられていく工程も眺められる。

デートの定番・ビストロに行く代わりに、ワイン片手に蕎麦前で語らい、蕎麦で〆るのはいかが？

デートで喜ばれる、ダメ押しの一手！

九谷焼や信楽焼を中心とする多彩な器を用意。

つゆの器の種類も多いので、複数頼めば卓上が賑やかになり、話題も欠かない。

虎ノ門横丁の人気店が提案する、トンカツとのマリアージュ

4．トンカツ×お洒落デートを叶えたいなら、虎ノ門横丁へ！
『つかんと』

「豚ソーセージカツ」1,100円

コクと渋みを兼ね備えたオレンジワインが、カツの旨みを引き立たせる

2020年にオープンして話題になった「虎ノ門横丁」の一角に、美味しさと洒脱さを兼ね備えたトンカツ店『つかんと』がある。

同店では低温調理して旨みを閉じ込めたローストポークの「トンカツ」をはじめ「カモカツ」「ソーセージカツ」などを提供している。

珍しい「ソーセージカツ」は、広島県のジビエ専門店に特注したソーセージを使用。旨みも香りも抜群で、軽やかな衣と相まって上質な味わいだ。

「誰が食べても美味しいと思える味を目指しています」とは店主の大橋直誉さん。

合わせるべきナチュラルワイン

イエティが描かれたラベルが印象的な「イエティ・アンド・ザ・ココナッツプロジェクトワイン2020」グラス950円

そんな美味しいカツとくれば、合わせるお酒はビールやサワーが定番。しかし、同店ではオレンジワインを提案。

「軽快な飲み口のナチュラルワインをそろえています。特にコクも渋みもあるオレンジワインがオススメ。パン粉の甘み、カツの脂と旨みにすごく合うんです」。

その相性をさらに良くするために、カツにはオリーブオイルをつけて食べるのを提案する。

口の中に残る油を、低めのアルコール度数が軽やかでさわやかな飲み口のワインがさわやかに切る。

肉の旨みと蜂蜜のような甘い香りがカツに合い、心地よい余韻を残してくれる。

飲んだ後の〆も充実！