大人のサクッとデートに最適!恵比寿&渋谷のカジュアル店5選
奮発したディナーもいいけれど、今は普段の日常デートを大事にしたい。
家の近所で、ナチュラルワインが美味しい一軒を見つけられたら、きっと幸せだ。
そんな気分にぴったりな、恵比寿&渋谷周辺の人気店5軒をピックアップ!
良いワインと素材にこだわった料理たちに、彼女も自然に笑顔になるはずだ。
◆
※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
1.恵比寿で和食デートならここがテッパン!
『酒井商会』
丁寧にひいたお出汁とささがきごぼうで炊いた通年の人気メニュー「土鍋ご飯 ごぼう揚げ穴子」3,080円
渋谷の雑居ビルに店は入るが、看板がない『酒井商会』。
そんな隠れ家的ロケーションもデートに効くが、2018年のオープン当初から、和食とナチュラルワインの組み合わせで大人たちを楽しませてきた。
店主の酒井英彰さんは『並木橋なかむら』で和食を学んだ料理人。
初めてナチュラルワインを飲んだ時、和食の出汁や旨みとの相性に感動し、自身で研究を重ねた。
現在はワイン造りの経験があるスタッフの城戸美貴子さんが仕入れを担当。
そのときどきで食事に合った一杯を提供してくれる。
合わせるべきナチュラルワイン
「ヴェガ・アイシャーラ エマ ガルナッチャ ブランカ」グラス900円
城戸さんがおすすめしてくれたのは「ヴェガ・アイシャーラ エマ ガルナッチャ ブランカ」だ。
ブドウの皮を残して作っているので、濃いオレンジ色。ミネラル感を備え出汁に似た風味もあり、穴子の香りも豊かな炊き込みご飯との相性も良い。
ここで面白いのは土鍋ご飯や胡麻和えなど、多くの人はナチュラルワインとのマリアージュが未体験な料理とぴったりの1本を教えてくれること。
デートのエスコートで、プロの審美眼に身を委ねられるのはありがたい。
「凄く合うね」と共感する瞬間の繰り返しが、ふたりの距離を縮めるはずだ。
名物のハムカツも見逃せない!
保存料不使用の「長崎雲仙ハム」の美味しさをダイレクトに味わえる「雲仙ハムカツ」550円。
十分味わい深いので、何の味付けもせずに揚げているとか。
厨房を目の前にするカウンターは席間を広く取り、ゆったりとした作り。
土鍋や器は作家ものが多いので、食器類を見ているのも楽しい。
デートで喜ばれる、ダメ押しの一手!
女性が思わず微笑む動物の「最中アイス」550円が愛らしい。
動物の種類は日によって変わる。中のアイスはバリの塩を使用した塩バニラ味。
奥渋に誕生した、ラグジュアリーバーガー店のマリアージュとは?
2.ハンバーガーを洒落たデートフードに昇華させる奥渋の人気店!
『Burger PRINCE』
塩麹をパティに練り込んだ「塩麹バーガー」1,300円
素材重視のハンバーガーのパティの旨みに、自然に任せて醸造した赤ワインが寄り添う
ラグジュアリーバーガーの醍醐味といえば肉厚なパティにあり、ステーキと同じくタンニンが豊かな赤ワインを選ぶのは自然なこと。
しかし黒毛和牛の純度の高いパティに、ワインだって雑味のないナチュラルワインを選べば、一歩先をいくマリアージュになる。
そんな願望を叶えてくれるのが、昨夏、奥渋にオープンした『Burger PRINCE』。
都立大の人気店『Burger POLICE』出身のシェフによる同店は、より手頃に贅沢バーガーを楽しめる場所だ。
名物の「塩麹バーガー」は、つなぎなしの黒毛和牛パティが130gも入って1,300円と驚きの価格。
新宿『峰屋』で特注したバンズはカリッと焼き上げられており、ソースは白味噌マヨネーズを使用。
合わせるべきナチュラルワイン
「イル・モッテリート カラニウール2020」グラス800円
そんなバーガーには、こちらのナチュラルワインを合わせる。
海に近い土壌で作られたブドウはミネラルを吸い上げ、逞しさを備えつつベリーの香りが漂う1本。
バーガーに大葉が入りさわやかさもあるので、重過ぎない赤が合うのだ。
通し営業とあって、無性に肉が食べたくなった時の駆け込み寺にもなる。加えてイタリアンの一品料理も豊富ゆえ、カジュアルなデートに最適だ。
グラスワインを頼んだ場合は、オススメのボトルを2〜3本見せてくれて、バーガーソースやパティの量に合わせて好みを相談でき、どこまでも気楽。
日常に寄り添う上質なマリアージュの真骨頂といえる。
前菜メニューも充実!
酸味が酒を誘う「イワシのマリネと紅芯大根」900円は、前菜にもってこい。
生ハムや鮎の魚醤が入った「マッシュルームのサラダ」1,200円。
前菜は常に16種を用意しているそうで、何度通っても飽きがこない。
ゴールドを基調にした高級感のある店内。
奥にはカーテンで仕切れる半個室もあり、誰にも見られずに裏口から入退店が可能。
デートで喜ばれる、ダメ押しの一手!
オープンキッチンなので臨場感満点。
目の前のカウンターで仕上げ、出来たてを手に取れるという嬉しさを共有することができる。
オレンジワインを豆腐と合わせる、人気店が登場!
3.恵比寿でさくっとヘルシーに飲みたい日はここ!
『豆富食堂』
宮城県産大豆「ミヤギシロメ」を使用した「おぼろ豆腐」550円。味付けは出汁醤油や藻塩、オリーブオイルで楽しんで
自家製おぼろ豆腐のまろやかさに、イタリア産オレンジワインの柑橘の香りがマッチする
恵比寿駅から約5分。山手線の高架脇に、洒脱なカフェのような店がある。
よく見れば、そこは豆腐店。しかも、豆腐を作る製造所を備えるばかりか、店の奥は居酒屋にもなっているのだ。
この『豆富食堂』で供する豆腐料理に合わせる酒は、ナチュラルワイン。そのさわやかで軽快な味わいが、豆腐の甘みや豆の香りをふわりと引き立てる。
用意するメニューは「おぼろ豆腐」や「湯豆腐」などダイレクトに豆腐を楽しめるものから「〆鯖とおからの手毬寿司」や「チャーシュー豆腐」などアイデアあふれるものまでさまざま。
合わせるべきナチュラルワイン
「マリア・ボルトロッティ エリージョ・ビアンコ 2016」ボトル7,150円
それらの料理には、ソーヴィニヨンブランを使い、フルーツの甘酸っぱさや柑橘感があり、爽やかで軽快な飲み口の「マリア・ボルトロッティ エリージョ・ビアンコ 2016」がおすすめだ。
軽い発泡とほのかなタンニンが豆腐のまろやかさによく合うのだ。
たらふく食べても豆腐やおからを使用しているためヘルシーかつ、胃への負担が少ないので、その分ナチュラルワインもどんどん進む。
未体験だけど、どこか懐かしくもある、絶妙なペアリングをここでは堪能できるはずだ。
豆腐の美味しさとワインとの新しきマリアージュに驚かされる、ふたり再訪を誓う店が恵比寿にまたひとつ増えた。
豆腐由来の料理が多数!
シャリの代わりにおからを使用した「〆鯖とおからの手毬寿司」660円も人気。
豆腐麹に漬けた「鶏の唐揚げ」770円は、胸肉なのに驚くほど柔らかいのが特徴だ。
木を基調とした落ち着きのある店内には広いカウンター席も設けられている。
デートはもちろん、ひとり飲みも大歓迎。
デートで喜ばれる、ダメ押しの一手!
店の入り口に併設されたショップで豆腐類の購入が可能。
食後に購入し、彼女にお土産で渡せば、男の株が上がるかも?
キーマカレーと合わせる、意外なナチュラルワインとは?
4.スパイス惣菜とナチュラルワインが合う!恵比寿の人気店
『テイクカリー』
ビーフキーマカレー、副菜3種、「あじへんソース」、サラダ、ご飯がのった「キーマカレープレートB」1,210円、副菜追加は1品165円
山形産の赤ワインが、日本食材に寄り添ったキーマカレーを滋味深く包み込む
棚に並ぶスパイス。壁は南国を思わせるカラフルなペイントがエキゾチックな内装の『テイクカリー』は、異色のカレー店だ。
最大の個性はキーマカレーとスパイス惣菜、ナチュラルワインの融合を楽しませること。
ショーケースに並ぶのは、「ひじきの山椒クミン煮」「チャットマサラ香る鶏もも唐揚げ」といったスパイスを効かせた和の惣菜。
キーマカレープレートを頼んだら、惣菜から3種を選び、カレーやライスも選択。
それぞれ食べても美味しいが、全てを混ぜると未知なるスパイスの世界が開ける。
それでいて出汁も使った惣菜だからなじみも深い。
合わせるべきナチュラルワイン
「グレープリパブリック アンフォラ ロッソ スクーロ」グラス600円
デートなら、まずは惣菜をつまみながら(徐々にカレーに)ナチュラルワインを合わせていくのが理想の流れ。
店に置くのは山形の『グレープ・リパブリック』のワインのみ。心地よい酸を持つワインが多いゆえ、どの惣菜にも優しく寄り添ってくれる。
山葡萄系品種のハリのある酸味が特徴の「グレープリパブリック アンフォラ ロッソ スクーロ」なら、フレッシュでいて余韻には和やか渋みもあり。
酸味と同調させてマリネなど甘酸っぱい料理と合わせてキーマカレーのアクセントにするも良し。
日本を意識した鮮やかなラベルが卓上で映え、アジアン・ミックスな夜がふたりを刺激するはず。
ワインが進む一品も用意!
ワカモレとチリビーンスを味わえる「Wナチョス」1,078円は、クセになること請け合いだ。
チリ等をマリネしたのちに揚げた「チキン65」880円。
スパイスソースを絡めてピリ辛に仕上げられている。
スパイスの融合をイメージして多彩な色をミックスした壁が印象的な店内。
デートなら壁際のソファ席がゆったりできる。
デートで喜ばれる、ダメ押しの一手!
ふたりで目移りしながら惣菜を選ぶ時間も盛り上がる。
実は大手百貨店で惣菜を売る会社の系列店なので、味わいは間違いなし。
中華×ナチュラルワインの先駆者が手掛ける気鋭の店!
5.センスのいい三茶中華の代表格!
『香辣里』
「手詰め蒸しパンと3種のおつまみ」1,320円。右から、発酵唐辛子で炒めた発酵大豆、豚三枚肉の干し肉、発酵させたインゲン豆の塩漬け
酸味と辛さが融合した湖南料理は、柑橘香るさわやかなフランス産の白ワインを進ませる
近年、中華好きが注目するジャンルといえば湖南料理。
内陸部の湖南省の料理は、スパイスのガツンとした辛さと発酵食品の酸味が入り混じる“酸辣”が特徴だ。
まだ都内で食べられる店は限られ、あっても大衆系。ゆえに合わせる酒がビールや紹興酒になるのが普通だが、三軒茶屋の『香辣里』は例外である。
セラーに並ぶのは50種ものナチュラルワイン。
というのも、同店はあの「味坊集団」が手がける店。
神田の『味坊』は中華とナチュラルワインを定番化させた先駆者であり、系列店となればワインのラインナップも間違いない。
合わせるべきナチュラルワイン
「ドメーヌ・シャルル・ポー ゲヴュルツトラミネール」ボトル5,500円
辛い中華にワインを合わせるのは難易度高めに思えるが、湖南料理なら多用される発酵食品の酸がワインの酸とも繋がりやすい。
華やかなアロマに気分も上がるこの1本なら、ライチや柑橘の香りを持ちキレの良い酸味も備えるので、発酵食品や柑橘系の風味と相性抜群。
蒸しパンに自ら詰める発酵おつまみの酸味がワインを進ませるのだ。
ワインはセラーから好きに取っていいシステムなので、ふたりで相談しながら決める時間も楽しい。
エキゾチックにしてお洒落さも出るデートは、美食探訪のような刺激で距離を縮めてくれる。
ワインを進ませる絶品料理!
自家製発酵液に豆腐を漬け込み作った臭豆腐を豚油で揚げた「発酵豆腐」770円。
香ばしい食感と辣醤がはまる。
中国版ベーコンである「燻製豚三枚肉と葱の炒めもの」1,100円は人気の一品。
店内は中国の地方の料理店をイメージしたレトロな空間。
年代もののイスや廃材のテーブルが、高い天井や白壁とマッチする。
デートで喜ばれる、ダメ押しの一手!
元雑誌編集者が作った小冊子がメニューとなっている。
湖南料理の基礎や食材について雑誌のように楽しめて、デートの会話が盛り上がる。
◆
意外性のある料理とナチュラルワインのマリアージュが堪能できる、驚きに満ちた人気店の数々。
デートで足を運べば、彼女も喜んでくれること請け合いだろう。
▶このほか:最強のおかずでご飯が進む、話題の “贅沢定食” 4選!自分へのプチご褒美に!