やっぱり、焼肉はタレが命。

“名店ならではのタレに浸った焼肉を、そのまま白米にオン!”

本能から欲するのは、そんな焼肉ではないだろうか。

そこで今回は、タレ焼肉の真髄を味わえる超名店をピックアップ。

白米を食べる手が止まらなくなること間違いなし!



※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.神戸で愛される老舗が、タレ焼肉の新定番になる!


六甲園@三宿

1972年以来、頑として神戸の本店のみで営業を続けてきたが、「東京に本物のタレ焼肉を」という周囲の後押しから出店したお店。但馬太田牛を中心に、厳選された黒毛和牛を堪能できる。

本店の女将以外でレシピを知る人はいないという秘伝のタレは、一度味わったら忘れられない強烈なインパクトがある。コク深き味わいだが、さらりとしていてキレがいいのが特徴だ。

リーズナブルな価格に加え、クリミ、シンシン、カイノミ、ミスジなどの希少部位も多種楽しめるとあって大人気だ!



2.京都独自の出汁文化と焼肉の融合は悶絶級!


アジェ有楽町@有楽町

京都・松原で1997年に創業し、今では大阪や名古屋にも進出しているこちらのお店。東京では、酒場が軒を連ねる有楽町のディープなガード下に構える。

関東ではあまり耳慣れない部位名がメニューにずらりと並ぶなか、注目は「ホソ」。京都における元祖“塩ホルモン”で、関東では“マルチョウ”、“コプチャン”で親しまれる牛の小腸部分だ。

純白の脂がたっぷりとついているのが特徴で、こんがりと焼いた後、出汁のような透明の“洗いダレ”にくぐらせて食べる。このタレとの相性が抜群で、脂の甘みを感じつつも、後味がさっぱりしていてヤミツキ必至!



3.A5ランクの厳選赤身が悶絶級の美味しさ!


和牛焼肉 キム 白金本店@白金

ロースが本当に旨いと評価が高い人気店。「赤身の美味しさを伝えたい」という思いから、旨みがギュッと詰まったA5ランクの雌の和牛を厳選している。

日によって部位は替わるが、しっとり柔らかい部位と、赤身の美味しさを味わう部位の2種を常時用意。一口食べれば旨みがジュワっと溢れ出し、この上ない幸福感で満たされる。

タレにも並々ならぬこだわりがあり、もみダレとつけダレは全く別物。肉の魅力を最大限に引き出す工夫がなされている。悶絶級の味わいに、即リピートを誓うだろう名店だ!



4.二種のタレの調和によって、肉本来の味が引き出される


焼肉 くにもと 新館@浜松町

焼肉好きなら行くべき名門。「もみダレとつけダレがひとつになって、初めてウチの味が完成する」と店主の国本芳明さんが語る通り、タレ焼肉を極めた一軒だ。

もみダレは、牛の出汁も入った濃口醤油ベース。「それだけだと間抜けな味」だそうで、薄口醤油に酢やかつおだしなどを合わせたつけダレによって、引き締まった美味しさに昇華する。

すべての客にまず「おまかせ」をドンと木箱で提供する迫力あるスタイルが人気で、「上等」「飛び切り」「別格」と3種を用意する。基本、すべての木箱に盛り込まれる「イチボ」は、とくに自慢の部位だ。



5.一頭にわずか数百グラムの希少部位「メガネ」は必食!


焼肉芝浦 駒沢本店@駒沢

肉質のレベルの高さとリーズナブルな価格設定で、同業者も一目置く名店。「牛一頭の命を余すことなく大切に頂く」との信念を掲げ、これまでさまざまな部位を提供してきた。

その中でも人気なのが「メガネ」。メガネとは、骨盤まわりについた希少部位で、筋も入るが肉質が非常に柔らかいのが特徴だ。

その味わいは、一口ほおばった瞬間、思わず「肉!」と叫びたくなるほど濃厚で力強い味わい。肉質は締まっており、味がとても濃い。甘さ控えめな秘伝のもみダレと合わせることで、さらなる旨みを生み出している。



6.人目を気にせず夢中になれる肉好きカップルの聖地


焼肉膳所 龍土町 匠@六本木

六本木ヒルズの真向かいにあるこちらのお店。外の喧騒が嘘のような落ちついた雰囲気の店内で、焼肉デートで大人気の名店である。

扱う牛肉は、いずれも生産者のもとを訪れ、自らの舌で納得したものばかり。シンシンや内もも、ヒレなどの赤身は知床牛を中心に使い、サーロイン等の霜降り系の部位は脂が軽やかな九州や島根の牛を仕入れている。

基本のもみダレは醤油ベースで、キビ砂糖や黒蜜などのほか、果物も加え、上品な甘みをプラス。肉の旨味を増幅させる。



7.肉の持ち味を引き出す名店のDNAを感じる


炭火焼肉 ふちおか@経堂

食通が経堂までわざわざ足を運ぶ名店。店主の渕岡弘幸さんは、東京の焼肉を牽引する焼肉店『炭火焼肉 なかはら』出身で、名店譲りの確かな技術を堪能できる。

同店で絶対に外せないのが「サーロイン」。肉の美味しさを損なわないよう、もみダレの中でゆるりと泳がせてタレを浸みこませ、炭火でサッと炙る。それをいっきに口に含めば、ピュアな脂の甘みが口いっぱいに広がる。

タレは、『なかはら』師匠譲りのあっさりダレ。肉の味を邪魔しないことがコンセプトで、上品であっさりした味だ。炭火で炙った、ジューシーな甘みとさっぱりとしたタレのとろけるハーモニーをぜひ味わっていただきたい!



8.秘伝のもみダレを纏った肉は格別の旨さ


誇味山@西麻布

確かな目利きでA5ランクの黒毛和種・雌牛を一頭買いし、極上のタレ焼肉を創造するこちらのお店。最も注力しているのがタレだ。

基本のもみダレだけで3種を使い分け、部位はもちろん、客の好みや食べる順番も計算し、さらに5つの特製調味料を添えているという。そんな渾身のタレ味を堪能するなら、王道のサーロインがベスト。その美味しさは、思わずため息がでるほど!

コースは終始タレ味だが、変幻自在。焼肉の進化系ともいえる独自性が西麻布の街によく似合う一軒だ。