「都城志布志道路」全通間近! 乙房IC〜横市ICが3月開通 宮崎道直結まで残り6km
あともう一息というところまで完成しました。
宮崎方面から志布志港へ最短距離で結ぶ
今回開通する区間(画像:宮崎河川国道事務所)。
国土交通省 宮崎河川国道事務所は2022年1月28日(金)、整備中の高規格道路「都城志布志道路」について、都城市内の乙房IC〜横市IC間3.0kmが3月12日(土)に開通すると発表しました。
「都城志布志道路」は宮崎県都城市と鹿児島県志布志市を結ぶ高規格道路で、宮崎道の都城ICと東九州道の志布志ICを直結し、鹿児島県東部の南北ネットワークを形成します。
2022年1月現在、志布志ICから横市ICまでが開通済み。残るは北端部の横市IC〜都城IC間で、3月の一部開通後、全通まで乙房IC〜都城IC間5.7kmを残すのみとなります。全通予定は2024年度となっています。全線が暫定2車線での開通で、4車線化事業が順次進められています。
志布志港はバラ積み貨物の国際貨物船が発着する港に指定され、重要な物流拠点となっています。特に輸出用木材の積み出し量は国内の3割を占めており、近年増加傾向にあります。この志布志港をつなぐ高速道路は、霧島市を経て九州道へ接続する東九州道のみであり、宮崎方面へ最短で結ぶルートが未整備でした。
都城志布志道路が全通すると、志布志港から宮崎道・都城ICまでの所要時間は69分から37分へと大幅短縮されます。輸送効率の向上のほか、今回の開通により都城市内の渋滞緩和や緊急輸送・医療搬送ルートの確保なども期待されます。