「ETCX」使える有料道路が増えました。

新型ETC「ETCX」導入

 大阪府道路公社が管理する鳥飼仁和寺大橋有料道路(寝屋川市〜摂津市)で2022年2月27日(日)より、新型ETC「ETCX」が導入されます。


鳥飼仁和寺大橋有料道路(画像:大阪府道路公社)。

 ETCXは2021年から一般の会員登録が始まったサービスで、高速道路外の街ナカにおけるETCの普及を見越したもの。一般的なETCより大幅に導入コストが低いとされ、有料道路では静岡県道路公社が管理する伊豆中央道と修善寺道路に導入されています。

 ただし利用には会員登録が必須です。また、スマートICのように料金所ではいったん停止しなければなりません。

 鳥飼仁和寺大橋有料道路ではETCXの導入に伴い、回数券の販売が3月末で停止、翌年2月末をもって廃止されます。代わりに、ETCXの利用回数に応じて料金が5〜40%割り引かれる「まいど割」が導入されます。

 また同有料道路では2021年1月から、ICOCAやWAON、iDといった電子マネーに対応していましたが、ETCXの導入にともない、利用できなくなるそうです。

 鳥飼仁和寺大橋有料道路は1987(昭和62)年開通、普通車の料金が100円であることから「100円橋」とも通称されます。当初、有料期間は30年の予定でしたが、計画よりも交通量が少なかったことなどから、10年延長となっていました。