日立がサウジで「大学構内の鉄道」運用保守を受注 世界最大の女子大 とんでもない規模!
国営で学費も住居も無料なんだとか……。
日本の規模で考えてはいけない「世界最大の女子大」の移動手段「自動運転メトロ」
日立製作所は2022年1月20日(木)、傘下の日立レールがサウジアラビアの首都リヤドにあるプリンセス・ヌーラ大学(プリンセス・ヌーラ・ビント・アブドゥル・ラーマン大学)構内の自動運転メトロシステムについて、同大学と3年間にわたる運用と保守の契約を7250万ユーロ(約94億円)で締結したと発表しました。
プリンセス・ヌーラ大学構内の自動運転メトロシステム(画像:日立製作所)。
プリンセス・ヌーラ大学は、サウジアラビア国営の「世界最大の女子大学」で、6万人の学生が自動運転メトロで敷地内を移動しているそうです。面積は1300万平方メートルあり、東京ドームに換算すると実に278個分になります。「電気で駆動する鉄道は、二酸化炭素の排出量が少なく、自動車に代わる持続可能な交通手段」だといいます。
この鉄道システムは日立が2011(平成23)年に完成させたもので、4つの高架路線から成り、11.5kmの間に14の駅が存在。2両編成の自動運転車両には110人が乗車することができ、22編成が最高60km/hで運行しているそうです。
今回の受注について日立レールのエドアルド・ラ・フィカラさんは、「運用・保守部門の注力市場である中東での存在感を高める重要なマイルストーン」としています。