フツーのANA機→『鬼滅の刃』特別機へ”変貌”の裏側とは? 塗装風景を取材
デカールの枚数半端なかったです!
31日に定期便デビュー予定
ANA(全日空)から2022年1月末にデビュー予定の、テレビアニメ『鬼滅の刃』のキャラクターを胴体に描いた特別塗装機「鬼滅の刃じぇっと -壱-」。就航を翌週に控えた1月24日(月)、担当機が通常デザインより、特別塗装機へ”変身”する光景が報道陣へ公開されています。
ANA「鬼滅の刃じぇっと -壱-」担当機へのデカール貼り付けの様子(2022年1月24日、乗りものニュース編集部撮影)。
この特別塗装機は、2021年12月から始まったANAと『鬼滅の刃』とのタイアップ企画の一環。担当機はボーイング767-300ER「JA616A」で、デザインには、炭治郎・禰豆子(ねずこ。正しい表記はネ+爾)・善逸・伊之助など、同アニメの主要キャラクターたちが登場します。
機体には、ペイントではなくシール式の「デカール」が用いられます。使用されるデカール全体の大きさは高さ3m、長さ32mにもなり、上下2部、前後30部の片面60枚構成に分けられています。特別塗装は、左右異なるデザインで胴体両面にあしらわれるため、すべて合わせて計120枚のデカール使用されます。作業は機体自体の定期点検と並行し21日から28日までの8日間実施。24日の報道公開では、8人のスタッフがデカール貼り付け作業に担当しました。
「鬼滅の刃じぇっと -壱-」は1月30日の成田発着の遊覧フライトを経て、31日のNH241便(羽田7時25分発→福岡9時30分着)で定期便デビュー予定。そこから2月15日までの期間、固定スケジュールで運航され、羽田〜伊丹、福岡、新千歳線へ投入されます。また今後は、『鬼滅の刃』とのタイアップ塗装2号機の就航も計画されています。