寒い日はこれ!牡蠣の旨みがギュッと詰まった土手鍋に癒される
寒い日には、体の芯からぽかぽか温まる鍋料理が食べたくなる。
なかでも冬の味覚として人気の牡蠣を使ったものは栄養価もよく、パワーチャージできること請け合いだ。
そこで、東カレ一押しの広島直送の牡蠣を使った絶品鍋をご紹介しよう!
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※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
広島直送の牡蠣のほか、具は白菜、長ねぎ、しめじや椎茸、自家製豆腐、しらたき、生麩など。スープはまろやかだがキレのある合わせ味噌をかつお出汁で溶いている。「かき土手鍋」1人前 2,970円(写真は2人前)
牡蠣鍋の定番といえば土手鍋。銀座で半世紀以上続くこちらの土手鍋は、その中でも最高峰の呼び声が高い。
一般的には鍋縁に味噌を塗る土手鍋が多いが、ここでは焦げて苦くなるのを防ぐために出汁で味噌を溶くスタイルだ。
ここ『かなわ』は名産地・広島で、江戸時代より牡蠣の養殖業を営む。そのため、牡蠣の品質にも絶対の信頼がおけるのだ。
「生でも十分に食べられる牡蠣ですが、土手鍋ではしっかり火を通した方が美味しいんです。存分に出汁を吸って、牡蠣がプックリ膨れたら食べ頃ですね」と料理長の植木 武さん。
味付け用の合わせ味噌にも老舗ならではの深い知恵が生きている。
味噌は煮込むと味が濃くなるが、広島の『かなわ』本店総料理長が編み出した合わせ味噌は煮詰まっても優しい風味を保つ工夫がされている。
ほっこりする甘めの味噌スープと、熱々の牡蠣をほお張れば、口中にエキスがほとばしり、身も心もほどけるようだ。
― CLOSE UP!―
1867(慶応3)年から続く、広島にある“かなわ”の養殖場で育てた上質な牡蠣を直送して使用。
冬場の牡蠣は特に身に旨みが詰まって、ミルキーな味わいが増すといわれている。
◎鍋のお供におすすめ◎
「かきフライ」1個330円は、生でも食べられる牡蠣をフライに。
小粒だが旨みがギュッと凝縮している。衣はカリッと軽やか、噛めば身はジューシー。
1個単位で頼めるのもいい。
料理長に聞いた推しの〆
〜味噌味と馴染みがいいうどん〜
「雑炊も人気ですが、味噌味のスープにはうどんがよく合いますよ」と料理長。
うどん(550円)を入れて良く煮込むと、スープがトロリととろみを帯びてくる。七味もよく合う。
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