【車から映画鑑賞】非日常感が楽しい「ドライブインシアター」画面の見え方や音声はどう?初体験レポ

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車に乗ったまま野外で映画鑑賞ができる「ドライブインシアター」。洋画などで見かけたこともあり、憧れている方も多いのではないでしょうか。

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自分の生活とはかけ離れていると思っている方も多いかも知れませんが、コロナ禍の今、注目されているエンターテインメントのひとつなんです。

映画館でも感染対策が徹底されているとはいえ、気軽にまだ映画を見に出かけられないというのも本音。特に子どもを連れて家族で映画に行くのはなかなか難しいですよね。

そこで、コロナ禍である今だからこそおすすめの、家族で楽しめるアクティビティとして、今回は実際にドライブインシアターに行ってきました!

イオンシネマの「ドライブインシアター」に行ってみた!

「ドライブインシアター」というものを聞いたことはあるけれど、なかなか身近ではないと思っている方も多いでしょう。

しかし最近は全国展開しているショッピングセンター、イオンの駐車場を中心にイオンシネマのドライブインシアターが行われています。

調べてみると、北は北海道から南は九州まで、さまざまなイオンで開催されていました。

普段お買い物している店舗でも、実はドライブインシアター体験ができるかもしれません。

筆者も普段買い物に使っている最寄りの「イオンモール羽生」店で開催されていたので、早速行ってきましたよ!

チケットを購入する

まずは事前にインターネットでチケットを購入します。

チケットは1名換算ではなく「1台」につき新作であれば3300円(税込)!

家族4人で観に行っても、車1台分の料金しかかかりません。新作以外の作品は3000円(税込)です。
※一部作品により異なる場合があります。

さらにこの料金には、それぞれ2人分のポップコーンとドリンクがついてくるので、かなりお得だと感じました。

購入後は、前日にチケット代わりのQRコードが送られてきます。

受付で提示することになるので、事前に印刷するか、スムーズにスマホ等の画面に出せるように設定しておきましょう。

指定の駐車場へGO!

普段の駐車場にドライブインシアター用の特設会場が

イオンシネマのドライブインシアターは、イオンの駐車場を中心に行われています。

当日の開場時間に車で向かうと、「ドライブインシアターはこちら」の案内が出ていました。

開場時間から10分ほど遅れて到着したのですが、受付にはすでに数台の車の列が。

席(駐車場所)は事前指定ではありません。

到着した順や車の大きさで分けられていて、係員の方に案内された場所に駐車します。

感染対策は?

受付では、窓からスタッフさんによる検温と消毒がありました。

この後も車内から出ずに映画を見ることになるので、他のお客さんとの接触はほぼないと言ってもいいでしょう。

映画館へ普通に足を運ぶよりも、感染リスクを抑えることができそうです。

チケット代には2人分のドリンクとポップコーンが含まれる!

先述しましたが、チケット代にはドリンクとポップコーン代が含まれています。

受付で500mlペットボトルのドリンクと、袋入りのキャラメルポップコーンを2つずつもらいました。

ポップコーンは市販のものなので、映画館で食べられるできたてのものではありません。しかし、キャラメルたっぷりでとってもおいしかったですよ。

音声の聞こえ方は?

ドライブインシアターでは車内の、FMラジオを使って映画の音を聞きます。

受付で渡される案内用紙に周波数が書かれているので、映画の時間前にあらかじめカーナビで合わせておきましょう。

車にラジオが搭載されていない場合は、別途小型のラジオなどを持ち込む必要がありそうです。

「ラジオで映画の音声を拾う」となると、雑音が気になったり、音質が悪かったりするのではと心配していましたが、その必要はありませんでした。

周波数を合わせた瞬間、くっきりと綺麗な音が聞こえてきたのです。

さすがに映画館ならではの立体音響!ほどの臨場感はありませんが、違和感やストレスを感じることなく最後まで映画を楽しむことができました。

また、映画の再生中に音の大きさを自由に変えられるのも、ドライブインシアターの魅力かもしれません。

車からの見え方は?

特設のエアスクリーンがありました

会場にもよりますが、イオンモール羽生店のドライブインシアターでは、専用の大型エアスクリーンに映像を映していました。

こちらもとっても綺麗で、見ていてなにか不自然だと感じることはありませんでした。

さらに、受付後はスタッフの方が1台1台車を誘導してくれるのですが、柱などで見えにくくないか細かく聞き、車に乗っている全員が見えやすい角度になるまで移動させてくれました。

この調整終了後は基本的に車を動かすことはできないようなので、上演前に細かく調整しておけば、ストレスフリーで楽しむことができましたよ。

ドライブインシアターならではの魅力って?

参加してみて感じたドライブインシアターの魅力をご紹介します。

持ち込み自由!

イオンシネマのドライブインシアターでは、基本的に車内への飲食物の持ち込みは完全自由!

映画はイオンの駐車場で行われているので、イオンでお買い物してすぐ車内に持ち込むことができます。ちなみに、トイレもイオン内にあるものを使用します。

開場から上演まではゆとりがあるので、車を停めてから買い物へGO。

食品コーナーでお寿司やお弁当を買ったり、フードコートのテイクアウトを利用したり、「どうしても映画にはできたての映画館のポップコーンが必要!」という方はイオンシネマでポップコーンを買って持ち込んだりしてもいいでしょう。

今回、筆者は普段映画館では絶対に持ち込まないケンタッキーを、同乗者はサブウェイのサンドイッチと韓国料理店でビビンパをテイクアウトして持ち込みました。

他にもスターバックスやマクドナルドなど、みなさん思い思いのものを車内で楽しんでいるようでした。
これだけでも初めての体験で、とてもおもしろかったです。

おしゃべりもし放題!子連れに◎

ドライブインシアターでは映画を見ながらおしゃべりしてもOK。

実際に筆者は驚きの場面で「え!」と声を上げたり、「今の人あの映画に出てなかった?」など同乗者とところどころで会話を楽しんだりしました。

車内の外に迷惑がかかるものでなければ過ごし方は自由。子どものおしゃべりが気になって映画にはなかなか行けない、という方にもおすすめです。

子どもが喋らないか、静かにできるかが気になってハラハラしながら映画を観るということもありません。

反対に、いつもの映画館では他の人のお喋りや音が気になって仕方がないという方にもおすすめです。

自分だけの空間で、完全にスクリーンに集中できます。

映画館で見るよりお得かも!

イオンシネマのドライブインシアターでは2人分の飲み物とポップコーンがついて、1台3000円(税込)。

新作でも3300円(税込)。※一部作品によって異なります。

人数が増えても1台分のチケット代しかかからないので、家族4人で映画に行くよりもリーズナブルな価格で映画を観ることができます。

気軽に参加しやすい価格設定だと感じました。

非日常感が楽しい!

車に乗ったまま帰りましょう

なによりも楽しかったのが、ドライブインシアターの非日常感!

車で受付するときや、屋外に設置されたスクリーンを見たとき、持ち込むもののお買い物まですべてが初めてで、ワクワクした時間を過ごすことができました。

もちろん音声や映像も美しく、映画もプライベートな空間で心ゆくまで満喫できます。

さらに、映画が終わっても会場は暗い夜のまま。

急に明るくなったり、誰かの感想が聞こえて急に現実に引き戻されることもありません。

映画の余韻に浸りながらそのまま車で帰ることができます。

コロナ禍のなかで感染対策をしっかりしながら、こんなに楽しめるエンターテイメントがあるのだと驚きました。

何より思ったのが「子どもの頃に、家族みんなで来てみたかった」ということ。大人の私でもワクワクしっぱなしだったので、子どもでも絶対楽しめるでしょう。

家族でこんな映画体験ができたら、きっと大切な思い出になっただろうなと思います。

家族や恋人はもちろん、一人でも複数でもそれぞれの映画体験を楽しめるドライブインシアター。まだまだ自由にアクティビティを楽しめない毎日ですが、感染対策ばっちりで思いっきり非日常を楽しめるイベントとして超おすすめです!

お近くのイオンで開催していないか、ぜひ調べてみてくださいね。