【豆知識】豚肉は消費期限切れでも食べられるの?見分け方と上手な保存方法

豚肉の状態を見極めることが大切

豚肉を調理しようとしたら「消費期限が切れてた!」なんて経験はありませんか?消費期限切れの豚肉は、体に危険を及ぼす可能性があるので要注意。傷んだ豚肉を食べると、腹痛や下痢・嘔吐・発熱などの症状が出て体調を崩すおそれがあります。

また消費期限に関わらず、豚肉を調理するときには見た目や匂いを確認しましょう。豚肉の状態を見て、 食べられるかどうかを判断して見分けることが大切です。

食べられる豚肉を見分ける方法

豚肉が食べられる状態かを見分けるポイントは、見た目と匂いにあります。

見た目

新鮮な豚肉は淡いピンク色で、ドリップ(血)はほとんどありません。

ところが傷んでいる豚肉は、灰色や緑がかった色をしています。ドリップが多いのも特徴です。触るとネバネバしたり、糸を引くことがあります。

匂い

傷んだ豚肉からは、酸っぱい臭いやアンモニアの臭いがします。また加熱すると、豚肉の甘い香りではなく不快な異臭を感じたら要注意です。

豚肉の上手な保存方法

冷蔵の場合

豚肉をパックから取り出したら、必ずペーパータオルで水気をふき取りましょう。空気が入らないようにラップでしっかり包んで、保冷袋や保存容器に入れます。保存期間は冷蔵室で2~3日程度、チルドルームで1週間ほどです。ひき肉や薄切り肉は傷みやすいので、早めに調理してください。

冷凍の場合

ひき肉や薄切り肉は、小分けにして冷凍するのがおすすめ!空気を抜きながらラップで包み、冷凍用保存袋に入れます。なるべく平らにして冷凍すると、解凍しやすくなりますよ。とんかつやソテー用の厚切り肉は一枚ずつラップ、かたまり肉は調理しやすい大きさにカットしてからラップすると便利です。

冷凍庫に入れるときは、アルミやステンレスのトレイの上に置くと急速冷凍できます。冷凍庫での保存期間は、3~4週間ほど。冷凍焼けしますので、なるべく早めに使い切りましょう。

豚肉に調味料で下味をつけて冷凍すると、忙しいときに大助かり♪ とんかつやフライにする豚肉は、パン粉までつけた状態で冷凍しておくと、解凍せずにそのまま揚げることができますよ。

解凍方法

豚肉を解凍するときは、使う前日に冷蔵庫に移します。冷蔵庫でゆっくりと解凍されるので、ドリップが出にくくなって劣化を最小限に抑えることができるんです。時間がないときは電子レンジで半解凍状態にしてから使う方法もありますが、解凍しすぎるとドリップが出たり肉質が硬くなったりするので注意してくださいね。

賢く保存して、豚肉をおいしく食べよう

レシピのバリエーションが豊富な豚肉は、使い勝手抜群の食材です。安売りのときには、多めに買って活用したいですよね。豚肉は上手に冷凍して、消費期限を延ばすこともできます。正しい解凍方法をおぼえておけば、劣化を防いでおいしく調理できますよ。

消費期限はあくまでも目安。ご紹介した見分け方を参考に、期限内でも鮮度が落ちていると感じたらしっかりと火を通して調理してくださいね。