補強資金のために売られるかもしれない「プレミアBIG6、5名のスター」

写真拡大 (全6枚)

2020-21シーズンもクライマックスを迎え、すでに各クラブは来季に向けた準備をスタートさせている。EURO2020やコパ・アメリカが夏に開催されることもあり、いつも以上にハードなスケジュールが予測される。

しかしながら新型コロナウイルスの影響が色濃く残っていることから多くのクラブが経済的にダメージを受けており、補強を行うためにはまず現有戦力の整理をする必要があると伝えられてきた。

今回は『Sportskeeda』から「プレミアリーグのBIG6の中で、補強資金のために売却される可能性がある5名のスター」を紹介する。

バンジャマン・メンディ

クラブ:マンチェスター・シティ

バンジャマン・メンディは、パフォーマンスで言えば決して悪い選手とはいえないが、コストパフォーマンスで言えばおそらくプレミアリーグ最悪レベルである。

2017年に5000万ポンドを超える価格でマンチェスター・シティへとやってきたものの、エティハド・スタジアムでは体調不良とケガに悩まされ、その本領を発揮することがなかなかできていない。

モナコでプレーしていたころには世界でもっともエキサイティングなサイドバックの一人になっていたものの、4シーズンで70試合しかプレーしておらず、ピッチ外での面白い行動やソーシャルメディアの中で存在感を見せるにとどまっている。

4年前に支払った金額を取り戻すのは不可能に近いものの、シティとしては今夏補強資金の調達のために売りたくなる可能性が高いだろう。

エクトル・ベジェリン

クラブ:アーセナル

バンジャマン・メンディと同じように、ケガや体調不良の組み合わせによってこのところ落ち込みを見せている選手の一人だ。かつてのような圧倒的なスピードはわずかに失われているように見え、逆にアタッキングサードでの優柔不断さは昔のままだ。

アーセン・ヴェンゲル監督の下でポジションを確保したとき、「猛烈なスピードに恵まれ、ペナルティエリア周辺からピンポイントのクロスを入れられる」として現代的なサイドバックのプロトタイプであると評価された。

ところが今のベジェリンは一貫性を失っており、アーセナルでは思ったほどの成長を見せられていない。26歳の彼にはパリ・サンジェルマンが関心を持っていると伝えられており、もしそうなればかなりの額の移籍金に変わる可能性がある。

今季はチャンピオンズリーグ出場権も獲得できなかったアーセナル。夏には大型補強が要求される状況であり、高く売れるであろう彼の退団は不可避になるかもしれない。

タミー・アブラハム

クラブ:チェルシー

チェルシーでのタミー・アブラハムのゴール記録はなかなかのものであるが、彼はトーマス・トゥヘル新監督の下で信頼を失ってしまった。

フランク・ランパード監督の就任から出場機会を増加させた生え抜きのFWは、プレミアリーグでのフルシーズンでファンに感銘を与え、クラブのトップスコアラーになった。

しかしながらトゥヘル監督の下ではティモ・ヴェルナーとオリヴィエ・ジルーが彼よりも序列が上となり、その役割は少なくなった。『Telegraph』によればチェルシーは彼の売却を決めており、4000万ポンド以上のオファーなら受ける用意があるそうだ。

フレッジ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

シャフタール・ドネツクから加入して以来、マンチェスター・ユナイテッドで波の多い日々を過ごしているブラジル人MFフレッジ。時には非常に優秀な選手であるが、一貫性がやや乏しいために重要な試合で不注意なことをしてしまうこともある。そのため評価が分かれる男だ。

ポール・ポグバとブルーノ・フェルナンデスがいるマンチェスター・ユナイテッドは、彼らを支えるために世界クラスの守備的MFが一人必要だ。そこにはスコット・マクトミネイとフレッジがいるわけだが…。

噂によれば、マンチェスター・ユナイテッドは現在デクラン・ライスかミラレム・ピャニッチを獲得したいと考えているとのこと。それが現実になればフレッジが退団することになるだろうと予測されているが、ライスはともかくピャニッチなら…。

ナビ・ケイタ

クラブ:リヴァプール

リヴァプールでプレーしてきたナビ・ケイタの3年間は、控えめに言ってもなかなか評価が難しいものだった。ギニア代表MFの彼はクラブの歴史上3位となる高額の獲得であったし、スティーヴン・ジェラードが着けていた8番を手渡されていた。

それは彼に対しての大きな期待を表すものだったが、彼はスタメンの立場を確固たるものにできず、繰り返される細かいケガによってキャリアを妨げられてきた。

彼の才能は疑う余地がないものだが、どこまで忍耐を持てばいいか。ユルゲン・クロップ監督は彼をじっくりと見ているが、26歳になったケイタに残された時間はそれほど多くはない。

【写真】超名選手なのに、名監督にもなった10名のスター

レポートによればリヴァプールは彼を今夏現金化する可能性があるとのことで、その代わりにブライトンのMFイヴ・ビスマを引き入れることを計画しているとか。