「世界を飛び回る意味が分からない」南野拓実らの代表派遣にサウサンプトン指揮官は不快感「ナンセンスだ」
![日韓戦、モンゴル戦に臨む日本代表に招集された南野。(C)Getty Images](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/1/3/13b05_1429_3b907271_3ca3943b-m.jpg)
この件について、現地時間19日に行なわれるFAカップ準々決勝のボーンマス戦の前日会見で、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督が言及。英スポーツチャンネル『Sky Sports』などが伝えている。
「ミナミノの旅は、非常に長いものになるだろう。正直に言うと、この状況での旅の難しさや、戻ってきた時にどのようなプロトコルを経て、再びチームに参加できるようになるのかということを考えると、私にとっては少しナンセンスだと言わざるを得ない。
どんな理由であれ、私たちは国外に出ることを許されていない。それなのに、選手はパンデミックの中で世界を飛び回らなければいけないのか? こんなことをしなければならない理由が理解できないね」
現地メディアによれば、イングランドが定めた現在の新型コロナウイルスのガイドラインでは、渡航禁止国からの入国者は、ホテルで10日間隔離される。かつ、有観客で開催される試合に参加するため、南野もイングランドに戻った際には同様の措置を受ける可能性が高いようだ。
ハーゼンヒュットル監督はさらに「これが現実であり、我々はそれを受け入れるしかない。また彼らを起用できるようになった際に受け入れよう」とコメント。コロナ禍の最中に国際Aマッチが開催されることに、疑問をぬぐい切れないようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部