【海外発!Breaking News】「宣伝するから無料で料理とワインを」インフルエンサーの要求に店側が怒りの逆襲「スカッとした」の声(英)
インフルエンサーが自身のSNSに投稿して宣伝する代わりに食事を無料で提供してもらう―といった話をよく耳にするようになったが、この行為にうんざりした店がインフルエンサーを騙して警察署へ誘導し恥をかかせるという手段を取り話題となった。同店は「ホスピタリティ産業に対する犯罪だ」と怒りをあらわにしている。『The Sun』などが伝えた。
英ロンドンのイズリントンにあるパブ「The Compton Arms」に、期間限定のポップアップストアとしてレストラン「フォー・レッグス(Four Legs)」がオープンした。
フォー・レッグスはInstagramアカウントを立ち上げ、たくさん投稿して宣伝を行っていたが、あるときフォロワー5万人を抱えるクリストファー・ジェシー・オコンさん(Christopher Jesse Okon)から次のようなダイレクトメッセージが届いた。
「私のInstagramストーリーであなたの店を宣伝するから、テイクアウトのフードを無料で提供してもらえませんか? 私のフォロワーがスワイプしてすぐにホームページに飛べるようにリンクも貼ります。興味がありましたら連絡してください。」
このメッセージを受け取った同店でシェフを務めるジェイミー・アランさん(Jamie Allan)とエド・マクロイさん(Ed McIlroy)は、クリストファーさんの傲慢な行動に呆れ、仕返しのいたずらをすることに決めた。
「取りに来ることはできますか?」と同店が返信すると、クリストファーさんは「できます。宣伝する4つの料理以外に、出来たらでいいのですがスパークリングワインも追加していただきたいです。合計5個注文することになりますが大丈夫ですか? パンデミックが終わって店内飲食が可能になったら後日お店を訪れて、その様子をタイムラインに表示させるような投稿もします」と追加注文をしてきたのだ。
うんざりした同店は「たくさん注文しますね」とクリストファーさんの言動にチクリと刺すような返信をしたが、続けて「あなたには大勢のフォロワーがいますので、数回お店について投稿してくれたらそれも考えましょう」と送り、話に乗ったふりをした。
クリストファーさんは「たくさんストーリーを投稿し、お店のウェブサイトのスクリーンショットも載せます」と誠意を見せているようだが、ジェイミーさん達の怒りは収まるはずもない。
そして商品受け渡しについて、本来お店がある場所と違う住所を指定し「6時半に着いたら連絡してください。本当にどうもありがとう」と微塵も思っていない感謝の気持ちを述べ、約束を取り付けた。
するとクリストファーさんから「到着しましたがお店が見当たりません」と連絡がきた。同店は「近くに警察署は見えますか? 見えたら教えてください」と送り、「見えました」と返信が来ると次のようにメッセージを送った。
「では中に入って、“ホスピタリティ産業で罪を犯した”と自首してください。」
ジェイミーさん達はお店の場所ではなく警察署の住所を送っており、クリストファーさんを陥れたのだ。同店が自身のInstagramにこのやり取りを投稿すると、フォロワーから「本当にスッキリした」「金メダル級の仕返しだね」「お見事。スカッとしたよ」と称賛の声が相次いだ。
ちなみにコメント欄では、クリストファーさん本人が以下のように長文のコメントを残していた。
「皆さん、こんな風に騙されたことが私は信じられません。パンデミック下におけるホスピタリティ業界の状況は理解していますし、そこから搾取しようなんて考えは持っていません。今回の件について私は強要していないですし、ストーリーへの投稿などを真摯な態度でたくさんのオファーもしました。」
「店は嫌ならこのように騙すのではなく、ただ断ればよかったのです。私は激怒したり嫌な言葉を浴びせたわけでもないのに、今回のやり取りは同店により大きく拡散されてしまい、私は多くの批判の声を受けています。」
「言葉には大きな影響力があり、特に会ったことも無い人に投げかける非難の言葉は、人を咎めるのには適さないと理解してください。私のInstagramを見れば、私がポジティブに小さなビジネスを応援していることが分かるはずです。なんの見返りも無しに“無料で商品を受け取る資格がある”だなんて一度も思ったことはありません。」
炎上してしまい参っている様子のクリストファーさんだが、これに対しても「本当に応援しているのなら、お金を払って商品を購入すればいいじゃん」「その“見返り”としてお金を払いなよ」と批判の声は止まない。
画像は『Four Legs 2020年4月24日付Instagram「Fuck. Time flies. A year ago we were about to cook together for the first time.」、2021年2月27日付Instagram「Been reading a lot about the peasant’s revolt recently.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
英ロンドンのイズリントンにあるパブ「The Compton Arms」に、期間限定のポップアップストアとしてレストラン「フォー・レッグス(Four Legs)」がオープンした。
「私のInstagramストーリーであなたの店を宣伝するから、テイクアウトのフードを無料で提供してもらえませんか? 私のフォロワーがスワイプしてすぐにホームページに飛べるようにリンクも貼ります。興味がありましたら連絡してください。」
このメッセージを受け取った同店でシェフを務めるジェイミー・アランさん(Jamie Allan)とエド・マクロイさん(Ed McIlroy)は、クリストファーさんの傲慢な行動に呆れ、仕返しのいたずらをすることに決めた。
「取りに来ることはできますか?」と同店が返信すると、クリストファーさんは「できます。宣伝する4つの料理以外に、出来たらでいいのですがスパークリングワインも追加していただきたいです。合計5個注文することになりますが大丈夫ですか? パンデミックが終わって店内飲食が可能になったら後日お店を訪れて、その様子をタイムラインに表示させるような投稿もします」と追加注文をしてきたのだ。
うんざりした同店は「たくさん注文しますね」とクリストファーさんの言動にチクリと刺すような返信をしたが、続けて「あなたには大勢のフォロワーがいますので、数回お店について投稿してくれたらそれも考えましょう」と送り、話に乗ったふりをした。
クリストファーさんは「たくさんストーリーを投稿し、お店のウェブサイトのスクリーンショットも載せます」と誠意を見せているようだが、ジェイミーさん達の怒りは収まるはずもない。
そして商品受け渡しについて、本来お店がある場所と違う住所を指定し「6時半に着いたら連絡してください。本当にどうもありがとう」と微塵も思っていない感謝の気持ちを述べ、約束を取り付けた。
するとクリストファーさんから「到着しましたがお店が見当たりません」と連絡がきた。同店は「近くに警察署は見えますか? 見えたら教えてください」と送り、「見えました」と返信が来ると次のようにメッセージを送った。
「では中に入って、“ホスピタリティ産業で罪を犯した”と自首してください。」
ジェイミーさん達はお店の場所ではなく警察署の住所を送っており、クリストファーさんを陥れたのだ。同店が自身のInstagramにこのやり取りを投稿すると、フォロワーから「本当にスッキリした」「金メダル級の仕返しだね」「お見事。スカッとしたよ」と称賛の声が相次いだ。
ちなみにコメント欄では、クリストファーさん本人が以下のように長文のコメントを残していた。
「皆さん、こんな風に騙されたことが私は信じられません。パンデミック下におけるホスピタリティ業界の状況は理解していますし、そこから搾取しようなんて考えは持っていません。今回の件について私は強要していないですし、ストーリーへの投稿などを真摯な態度でたくさんのオファーもしました。」
「店は嫌ならこのように騙すのではなく、ただ断ればよかったのです。私は激怒したり嫌な言葉を浴びせたわけでもないのに、今回のやり取りは同店により大きく拡散されてしまい、私は多くの批判の声を受けています。」
「言葉には大きな影響力があり、特に会ったことも無い人に投げかける非難の言葉は、人を咎めるのには適さないと理解してください。私のInstagramを見れば、私がポジティブに小さなビジネスを応援していることが分かるはずです。なんの見返りも無しに“無料で商品を受け取る資格がある”だなんて一度も思ったことはありません。」
炎上してしまい参っている様子のクリストファーさんだが、これに対しても「本当に応援しているのなら、お金を払って商品を購入すればいいじゃん」「その“見返り”としてお金を払いなよ」と批判の声は止まない。
画像は『Four Legs 2020年4月24日付Instagram「Fuck. Time flies. A year ago we were about to cook together for the first time.」、2021年2月27日付Instagram「Been reading a lot about the peasant’s revolt recently.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)