約8分おきにげっぷが出てしまう61歳の男性(画像は『Metro 2021年2月14日付「Dad’s mystery illness has left him burping every few minutes for eight months」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット)

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世の中には一般的に知られていない原因不明の病気があるが、イギリスのある男性は8か月以上も止まることのないげっぷに悩まされている。男性を診察した医師もはっきりした原因が分からないとのことだ。『Metro』『Birmingham Live』が伝えている。

英ウェスト・ミッドランズのバーミンガムに暮らすマイケル・オライリーさん(Michael O’Reilly、61)が抱えている原因不明の病気について地元メディア『Birmingham Live』が報じたところ、多くの関心を集めることとなった。

マイケルさんは昨年の6月初旬頃、朝起きてから1杯のお茶を飲んだ後にげっぷが止まらなくなり、現在も約8分おきにげっぷが出てしまうそうだ。マイケルさんは自分の症状について医師に診てもらったのだが、原因が分からずじまいで8か月以上が経ち、今も仰向けになっている時以外はげっぷが止まらないという。

彼はげっぷが出るようになった時のことを次のように語っている。

「それは1杯のお茶を飲んだことから始まりました。その後、友人とゴルフを楽しんでいたのですが、ラウンド中もげっぷが止まらなかったため心配した友人が私にキャンディーをくれました。しかし口に含んだキャンディーはげっぷの音を少し小さくしただけでした。」

またマイケルさんのげっぷは、就職活動にも影響を及ぼしている。タクシーの運転手をしていたマイケルさんはパンデミックの影響で職を失ってしまい、家族を養うためにも仕事を探している最中だという。しかし彼は面接官の前でげっぷが出てしまうことを非常に恐れているのだ。

マイケルさんは自分の症状を「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」ではないかと考えているそうだ。これは空気を大量に飲み込んでしまうことによって、げっぷやおならが出てしまう症状だ。だが空気嚥下症だとしても特別な治療法はなく、「気持ちを落ち着かせる」「空気を飲み込まないように気を配る」程度の処置しかないようだ。

現在もマイケルさんは医師から処方された薬を服用しているが全く効果がないようで、彼は「今の病気がなんであれ、大きなげっぷによってお茶を吹き出すことなく楽しめるようになりたい」と話している。

画像は『Metro 2021年2月14日付「Dad’s mystery illness has left him burping every few minutes for eight months」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)