スプレータンニング剤を付ける前の男性(画像は『Mirror 2021年2月21日付「Make-up artist in hysterics at epic fake tan blunder after crying at sad film」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット)

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日焼けサロンやビーチに足を運ばずに自宅で好きな時間にセルフタンニングをする人が増えているが、安価で便利な反面、失敗例もあとを絶たない。イギリスの29歳の男性のスプレータンニングによる失敗例を『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

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英サリー州でメイクアップアーティストとして働くジョッシュ・リードさん(Josh Reade、29)は先月、少し贅沢な夜を過ごそうと自宅でセルフタンニングをし、ソファーに横になりながら映画を観た。

ジョッシュさんが使ったのは「サンモリス(St. Moriz)」というブランドのスプレータイプのセルフタンニング剤で水や汗、涙などと接触すると色ムラができるので注意が必要なはずだった。

しかしながらその夜、ジョッシュさんが選んだ映画は、涙をそそる感動作として知られるキャメロン・ディアス主演の『私の中のあなた』(2009年)だった。

ジョッシュさんは「スプレータンニング剤を使ったのは映画を観る1時間前でね。6時間後に洗い流すように書かれているけど、いつも付けたまま寝てしまうんだよ。その日も映画を観た後、そのままベッドに潜り込んだんだ」と当時を振り返る。

映画は評判通り泣ける作品で、ジョッシュさんは最初、着ていたシャツで涙を軽くたたくように拭いていたものの、そのうち映画にどっぷりと入り込み涙が止まらなくなった。そして泣き疲れて、タンニング剤のことなどすっかり忘れて眠りに落ちたのだった。

こうして翌朝4時半、仕事のため早起きしたジョッシュさんはシャワーを浴びようとして鏡の前に立ち、一気に目が覚めた。本来ならばきれいなミディアムブラウンになっているはずの両頬に涙が伝った跡が数本、くっきりと残っていたのだった。

自らをゲイだと言い切るジョッシュさんは「最初はパニックに陥って『自分は何をしたの! どうしたらいいの』ってね。それでまず顔の動画を撮って、女友達とのグループチャットに送ってみたんだ。アドバイスをもらうためにね。そうしたらみんなが大騒ぎして、そのうちの一人の勧めでTikTokに動画を投稿したら、15分も経たないうちに25万回もの再生回数を記録したんだ! ネガティブなコメントもあったけど、ほとんどが愉快なものでね。反響の大きさにはとにかく驚いたよ」と明かした。

なおジョッシュさんが1月5日にTikTokに投稿した動画は、日本時間2月23日の時点で再生回数が330万回を超えた。幸いなことに涙の跡はシャワーを浴びるとほとんどわからなくなったそうで、ジョッシュさんは「水で洗い流したら少しだけ跡が残っていたけど、ファンデーションとコンシーラーで隠すことができたんだ。モロッコに1週間ほど滞在したような肌の色になって素敵だったし、こんなことがあったからってタンニング剤の使用を止めることはないね」と笑った。

ちなみに2018年にも、17歳の女性がスプレータンニング剤を使い泣き顔になって注目された。

画像は『Mirror 2021年2月21日付「Make-up artist in hysterics at epic fake tan blunder after crying at sad film」(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)